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SSの実力向上を目指すスレ 第8話

114名前が無い程度の能力:2013/07/22(月) 03:43:03 ID:4cqCTEBI0
>>113
>とりめうた


やりたいことはすごく良くわかる気がしました
で、その上で自分が感じたこの作品の見所は、薄気味悪い綺麗さってよりも、
ミスティーが女に関わろうとしたけど、上手いこと出来ずに、結局自殺を見送ることしか出来なかったことへの、やるせなさ、っていう部分です


このやるせなさの強度が強ければ強いほど、ミスティーがラストで歌うことの意味が大きくなるので
それに比例して、薄気味悪い綺麗さ、ってのも際立つメカニズムしたのだと思うんだけど
メカニズム自体に抜けてるパーツなんかはなくて、機能はしてるけど、ちょっと発揮されてるパワーが弱い

やるせなさがどこから生み出されるかといえば、ミスティー≒読者 が女に対して感情移入した上で自殺すること
なので、女に対していかに感情移入させるかが、この作品の最重要課題だったということになるんじゃないでしょーか

感情移入という点での問題
まず、最初の展開
ミスティーが女に対して感情移入する理由が、一目惚れ、これだとちょっと読み手の心はついていかない
一目惚れって誰かを好きになる理由としては、リアルではあるし、小説でキャラを動かす動機にもなる
だけど、読者の心までも動かすものではない
どうしてか?
理由は簡単で、読者は女の事なんか見えないし、一目惚れしようがないし、感情移入すらしてないから
一目惚れだけを物語を展開させるギミックにしちゃうと、読者の心と主人公が乖離しちゃう

なので、最初の展開である、ミスティーが女の来訪を待ちわびる展開、へ突入するにあたり必要だった要素は
ミスティーが一目惚れをすることではなく、「次ぎに女が現れたら、面白くなりそうなイベント」みたいなもの
一目惚れを絡めるなら、ミスティーが一目惚れすることにより、面白く展開し、なおかつ女へ感情移入させられるようなギミックを用意すること、だった

それどんなギミックよっていうと
例えばありがちなテンプレ例だと
屋台に来た女は、実はミスティーが十数年前にある理由で殺した人間の子供
ミスティーは一目惚れしたあとで、その事実に気付くが、親を殺した後ろめたさのせいで、積極的にアプローチはできない
そして、女へどんな人生を歩んで来たのか訊いてみたら、親が死んだせいで散々な悲惨な目にあってきたことが判明
ミスティーは女に精神的に近づきたいが、罪悪感がそれを邪魔する
せめて屋台で毎日、彼女に親切にすることで罪滅ぼしをしようとしていたが――

みたいな


文章は、厨二くさいといえばそうだけど
やりたい方向性に雰囲気はマッチしてると思う


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