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SSの実力向上を目指すスレ 第8話

109106:2013/07/18(木) 00:49:58 ID:gOVcO4jM0
>>108

>特に『量産型百合作品「百合メイン+不思議空間少々」』という部分をずっと考えさせられています。

これは秘封作品の多くが抱えている問題ですが、要するに
「作品世界がとても狭く閉じられていて、目新しさを感じる余地がほとんどない」 ということです。
いくらか細かい部分のアプローチを変えてみたところで、そもそもの話の土台がとても狭い。

大まかに挙げてみますと、

 ・蓮メリは常に百合状態あるいは百合寸前もしくは百合に理解のある体質である

  ⇒描かれる状態が告白〜イチャコラの狭いレンジに集中しており、
   かつその展開のパターンもおおよそ網羅されつくしている。

 ・二人は互いのほかに親しい人間はおらず、他者が介入する余地も需要もない

  ⇒作品のほとんどが二人のやり取りだけで構成されがちで、
   上のワンパターン体質と合わせてマンネリ化が加速する。

 ・短編ベース、かつ秘封の活動の性質上、オカルト面の題材も浅いものになりがち

  ⇒一話完結型の物語のように、毎回取ってつけたりでっち上げたネタに頼らざるを得ず、
   そのためオカルトネタや不思議世界が作品の見所になりにくい。ただの背景。
   だからといって、濃すぎるネタを扱うと今度は読者の知識が追いつかない。

という感じで、この狭い土台の上でいくら頑張っても、
「そもそもこの二人が好きで、イチャコラシーンが見たい読者」 以外には面白みが薄いものにならざるを得ません。

実際のところ、これは別に秘封作品に限らずどんな創作にも少なからず起こっていることなんですが、
秘封は特にそのような袋小路に陥りやすい題材である、ということです。

-----

創想話でも、いわゆる高得点を得ている秘封作品というのは、
例えば味のある第三者を登場させたり、幻想郷のキャラやストーリーと上手く絡めたり、
あるいは起こっている事件を捻りに捻って飽きさせないといったような、
狭く内向きに閉じこもらないための何らかの材料を持っているものがほとんどだったと思います。

貴方は前回の依頼でも今回の依頼でも 「もっと点が欲しい」 などということは
一言も言っておられませんので、完全に余計なお世話ではあるのですが、
単に百合っている以上の作品を書いてみようと考えるのであれば、見落とせないポイントになるでしょう。


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