したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

SSの実力向上を目指すスレ 第8話

102名前が無い程度の能力:2013/07/08(月) 00:51:41 ID:RKU/skM.0
>>101
:感想
良くも悪くも、作者さん個人が抱いてる紅魔館の過去を、源流掛け流しした量産型過去モノといった第一印象

エンターテイメントとしての側面から見ると、見所らしい見所がなくて、面白みがない感じ
この側面おいて、例えばネタという点から見ても、この作品の場合、それ自体が目新しさや面白さを醸し出す系ではないので
ネタで勝負するのではなく、ドラマなどの面白さの付加価値で勝負するタイプの作品に分類されるわけだけど
そのドラマなども、これといって作り込まれておらず、山らしい山も谷らしい谷もない
ただ、ほとんど淡々と紅魔館が幻想入りした経緯が書かれているだけに留まっている

一方
文章で何かを表現するという意味においての文学としての側面からみると、印象に残るような表現されているものがない
主題となっている紅魔館メンバーの絆や、レミリアと美鈴の関係性についても、これといって印象深く表現されているようなシナリオになってない

なので、「俺の妄想した紅魔館の過去をみてくれ!」というだけなら完成されているのだろうけど
他人から何かしらの共感や感心を呼ぶような作品にはなっていない、という感想です


:情景描写
美鈴やレミリアの心の機微に関わってくる部分を丁寧に描いてみたら、案外、作品の印象が変わるかも、と言う気はします
それでもお話自体が弱いから、付け焼き刃な感じにはなってしまっただろうけど
もうちょっと、幻想入りに際してのそれぞれの思いや、絆なんかを感じられる感じだったら、良かったんじゃないかなと


:展開として面白さ
これは感想でも触れたけど、残念ながら自分には、面白いと思える部分は一つもなかった
この点を改善したいと願うならば、この作品の場合、まずは、使い古された量産型のネタから、どこに見所を作るのか、っていう部分から考え直さなきゃいけない
例えば、見所に出来そうなのは『紅魔館が幻想入りするにあたり、住人同士の絆が試される』という点が、それの第一候補なんじゃないかなと
この点でどんだけ濃いドラマが作れるか、
エンターテイメントとしての側面の面白さも、文学としての側面の面白さも
面白さを求めるなら、まずはそこに死力を尽くして頭を使ってみるといいんじゃないでしょーか

試しにこんな感じで思考してみてくださいな↓

幻想入り、という行為にどういう意義を持たせたら、絆を表現するのに相応しいか
幻想入り、を推進する者がどんな動機で推進し、拒否するものがどんな動機で拒否すると、絆を表現できるのか
幻想入りするにあたり、どんな事件が起こったら、あるいは、拒否する者が起こしたら、より絆が試されることになるのか
その事件をどんな方法で解決したら、より強く絆が表現できるのか
その解決方法は、テーマを収束させるのに相応しいのか

次ぎにエンターテイメントとしての側面からも思考して↓

幻想入り、という行為に対して、キャラクターたちがそれぞれどんなリアクションをしたら面白い・興味を惹かれるのか
幻想入りするにあたり、どんな事件が起こったら、面白いのか・興味を惹かれるのか
その事件がどんな展開をみせたら、面白いのか・興味を惹かれるのか
事件に対するキャラクターたちのスタンスが、どんな動機や価値観だったら、面白いか・興味を惹かれるか


というエンターテイメント的側面と、自分が表現したい文学的側面(文学などというと大げさに聞こえるけど、文章で何かを表現するなら、定義上はなんでも文学)
これらの両立を目指すことによって、自分が表現したいこと・伝えたいことが、読者に伝わりやすくなります


:理解しやすい展開になっているか
お話の流れ自体は、とっても単純だからわかりやすいけど
時系列が前後したりするわりに、同じ紅魔館内の場面が続くから、いつ時系列が前後したのかわかりにくいのが目立った


:読みやすいか
句読点が少なめというのが気になったが、致命的に読みにくいわけでもない
ただし、同じ意味の文章が無意味に何度もでてきたりする癖があるので注意
例えば、吸血鬼の血を吸う意味について、台詞と地の文章で二回説明してたり
    咲夜の仕事中毒っぷりが繰り返し説明されたり


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板