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【お題で嫁を】お題で簡単にSSを作ってみようか【自慢するスレ】
87
:
名前が無い程度の能力
:2010/01/12(火) 18:03:47 ID:gYYQDG0g0
>>84
――咲夜が病に冒された。
急遽呼び寄せた永遠亭の永琳が彼女を見たときの顔は芳しくなく、咲夜の命の灯火はまさに消えようとしていることは明らかであった。
しかし、彼女の主であるレミリアはあきらめなかった。
紅魔館の抱える動かない大図書館ならば、咲夜を救う方法を知っていると信じて疑わなかったのだ。
力任せに、図書館の扉が開かれる。
「……ずいぶん騒がしいわね。どうしたのかしらレミィ? 白黒でもないのに、あなたらしくないわ」
「咲夜を救う方法を教えなさい」
突然の友人の言葉に、動かない大図書館、パチェリーの表情が変わった。
「彼女を救う方法はないし、必要ないわ。人間が弱い生き物であることは、あなたも覚悟の上でしょう?」
「それでも、よ。私には……いえ、私たちには彼女がまだ必要なのよ」
レミリアの表情を見て、パチェリーはこっそりとほくそ笑んだ。
「そうね……あなたがそこまでいうなら、たった一つの可能性、教えてあげないことはないわ」
「それは何!」
パチェリーのところに歩み寄り、肩をつかむレミリア。力のコントロールを忘れていなければ、パチェリーの肩は砕けていたかもしれない。しかし、パチェリーは動じずにひとつの可能性を口にする。
「命の水よ」
アクア・ヴィターエと呼ばれるそれは、錬金術師によって作られた錬金術の材料であり、多くの人間の命を救ったという伝説が残されている。一部では賢者の石の材料となることもあるという。
「しかし、本来これは水の少ない地域での伝説。水の多いこの国では必要とされないか……と思われたけど、そんな中でも『命の水』の伝説は残っていたみたいね。その伝説では、命の水の正体を言い当てているわ」
――ポンジュースよ。
咲夜への思いのためか、レミリアは――そして紅魔館の住人は、その言葉をまっすぐに信じた。
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