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お題でマイナーカプを語るスレ
183
:
名前が無い程度の能力
:2010/07/22(木) 04:47:15 ID:fRVHBFc6O
>>182
続き
その不自然な感じを受けながら夜が来た。
「姉さん。今から人里にちょっと呼ばれてるから、留守番お願いします。」
と霊夢がいうと、私は博麗神社に一人残された。
夜の博麗神社は、虫の声すら聞こえぬくらい静かだった。
騒霊と言えど、死を経験したわけではない私は、この静けさに、小さな恐怖を感じた。
静けさに、人、それも少女が、強がれるわけないのだ。
その時であった。
何故、霊夢が私にこだわったのか。いや、それだけではない。私の「姉妹」とはなんなのか。
私が疑問に思っていたものが、全てこの静けさが答えてくれた。
―一人の少女が住むには、ここは広すぎる―
博麗神社のような、ある程度の広さを持つ場所に、一人で住めば、いくら博麗神社の巫女とはいえ、たまらないだろう。
この広い神社で夜を過ごすには、一人の少女には辛すぎる。
本来なら、家族がいるべきだ。だが、彼女には、そんな家族すらいない。全て一人だ。
一人しかいないのだ。
ルナ姉も、メル姉もいない。
この神社には、博麗霊夢、一人しかいないのだ。
そう思うと涙が溢れ出てきた。
何故、酒宴の一言をあそこまで大切にしたのか、姉達が連れて帰ろうとした時に、騒霊程度に額を床に伏したのか。
それを思うと涙が止まらないのだ。しまいには声をあげて、子どものような泣きじゃくっていた。
姉妹って、こういうことだったのか、という気持ちが溢れ出て止まらなかった。
その内、妹が帰ってきた。
私の泣きじゃくっている姿をみて、多少戸惑っていたが、妹は私に抱きつくと、いつしか私と一緒に泣き始めた。
それを返すかのように、私は妹を抱きしめ、二人で泣きながら夜を越したのだった…。
あれからというもの、私は未だに博麗神社にお世話になっている。
名前もいつしか、博麗莉々花に変わり、また、プリズムリバーの三女として、その日々を過ごしている。
相変わらず、妹は私にまとわりつくように日々を過ごしている。
練習中の時などは、この前珍しくメル姉が怒ったほどだ。
それでも妹は笑顔を絶やさず私を見ている。
そんな近辺を思い出しながら、縁側で二人で座っていると、妹は私の頬にキスをしてこう言ってきた。
「莉々花姉さん。大好き」
私は、赤面した。
<了>
すまない。1レスで書くつもりが長々となった。
スレ汚しスマソ許せぃ!
個人的には、幽香とレティのカップリングが気になってたり。なんか似てるし
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