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【抱腹】ワンだ日記【絶倒】
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左手には商売道具のバッグ、そして右手には杖替わりのカサを握り
勢いよく外に飛び出す。 えっさーほいさー えっさーほいさー
(かんじきをつけた時はやはりこんなかけ声がぴったり。)
意外にも車が通った跡などは雪が溶けていた。
凍っていないところを選びながら歩くのでどうしてもがにまたになってしまう。
坂道を登ろうとした直後一陣の風が吹き、右斜め前方の植木に積もっていた
雪がこちらに向かってぷわーーーっと飛んで来て、まともにくらってしまった。
コンチクショー つめてーじゃねーかよー
日々精進している私もさすがに今日は勘が鈍ったと見え、カサをさして
それを防ぐにはコンマ1秒遅かった。お恥ずかしい限りである。
目指すお宅まであと数十メートル。そこは車が殆ど通っていなかった為
雪が一面に残っており、靴底にびっしりとこびりついてしまった。
なに? 「あんたはかんじきをはいていたはずだろ。」 とな?
そんな小さな事にこだわってはいけないのである。
これからはもっと広い視野が必要であり、10年いや100年先の時代を
見通す先見性、或いはグローバルでフレキシブルでアンビリーバボーな
発想が求められるのであって、目先の些末な事に拘泥していては一歩も
前進しないのではという危惧があるようでないようでないようであるのである。
話が横道にそれてしまった。
玄関チャイムを鳴らすとすぐにドアが開く。コートを素早く脱いで中に入り、
深々とお辞儀をした途端鼻の下を冷たいものがつーーっと走る。
品行方正で誠実で上品な勤労婦人が、ただのはなタレばばぁに変わった
瞬間であった。
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