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気に入ったものを適当に貼り付けるスレ
1
:
月那 </b><font color=#FF0000>(Uc2shIkI)</font><b>
:2003/10/29(水) 00:22
☆ルール
・主に俺がネット巡回中に気に入ったものを貼り付けていく。
・もちろん誰が使っても可。
・管理人の独断と偏見で削除することアリ。
・著しくsage進行で ← 意味が分からなければ、まあ、良いです。
2
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2003/10/29(水) 00:23
ロザリオ ロザリオ あなたの首に かけたい かけたい 姉妹になりたい
元号三回変わりゆく 一貫教育受けてゆく
純粋培養箱入り娘さ GokigenYou !
私立リリアン女学園 スール制度 Da Da Da
私立リリアン女学園 薔薇の館が大地にそびえ!!
タイが曲がるぜ! スカート乱すぜ! 遅刻で走るぜ! 東へ西へ
みてる! みてる! マリア様がみてる
山百合 山百合 生徒会長 紅薔薇 白薔薇 黄薔薇革命
学園祭などおてのもの 協力サポートいたします
三薔薇さまが つぼみと共に!! GokigenYou !
私立リリアン女学園 ロサ・カニーナ Da Da Da
私立リリアン女学園 いばらの森が学園揺らし!!
チョコを渡すぜ! 富士に登るぜ! パンダが走るぜ! 東へ西へ
みてる! みてる! マリア様がみてる
私立リリアン女学園 スール制度 Da Da Da
私立リリアン女学園 ギンナン王子 Da Da Da
私立リリアン女学園 ロサ・カニーナ Da Da Da
私立リリアン女学園 薔薇の館が大地にそびえ!!
タイが曲がるぜ! スカート乱すぜ! 遅刻で走るぜ! 東へ西へ
みてる! みてる! マリア様がみてる
GokigenYou !!
3
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2003/10/29(水) 00:24
|___
|==ヽ
|ハ从l
| ヮ゚ル スライスターンだ、1000を取るぞ
⊂ノリ
|  ̄´ミ
|,リ._ ハ
| -゚ノ、 まったく、簡単に言ってくれるよ
⊂ノ
|
""""""""""
ブーストドライブ、1000ゲットずさー
 ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
'´;=== 、
``) ノ/从 从l.'´  ̄´ミ
)⌒`) 彡liゝ゚ヮ゚ノつノ_,リ._ハ <当たれ当たれぇ
≡≡≡,;;⌒`)≡≡≡⊂'⌒⊂∪⌒つパ -゚ノつ  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
へたくそ、今度ミスしたらコントロールを奪うぞ
 ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ごめん少しミスった
_  ̄V ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
'´;=== 、 ,.'´  ̄ ´ミ
iノ/从 从 li" ノ_,リ._ハ
|liゝ゚ -゚ルノルパ -゚ノ
⊂' ⌒∪⊂∪⌒∪ノ∪ ミムクッ
4
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2003/11/23(日) 15:20
, - 、 、. ,
´,_)ノ ,☆<Ξ -○-
__,_/_,_,_,ゝ_, __,_/_,_,_,ゝ_ _, __,__,/_,_,_,ゝ___,
ヽ~~`~`~~Y~`i ヽ~~`~`~~Lノノ ヽ~~`~`~~Lノノ
/ ⌒ ̄⌒ `、 ./ ⌒ ̄⌒` 、 ノノ⌒ ̄⌒ `ヽ
i レノ- レル -ノノ ♪ / ノ- リル-ヽノ ヽ <ノレノ-ゝリ -イゝノ)
i iイ.iイO OTiイ .iノiイiイO OTアゝi ゝ,i)イO OTiイノ(ゝ
ゝル ゝ".− ノiノ、/ ♪ ヽi.ヽ" ー "ノi,ノ ,⌒、§ゝ. ワ "ノゝ
/⌒ゝ.YoY/,/ゝ、 ノゝ´-Y-`ヽヽ ♪ i (| _ ,⌒ゝ´y~`ヽ、
♪ ゝ⌒ ゝ,o/(ヽヽ´、 .,m、i .o .i ,m、 ゝノ´ 、ノヽノ`、 _ノ
\、_ゝノ_,i>`ゝ_´)[≡≡≡≡YAMAHA≡] ( i__入\_ノ ♪
/ゝ ̄ ̄oii` ./ヽ ̄ ̄ノゝ ノ/´ ̄ヽ\
/____ oii」 ,<_,_,_,_,_,i_,_,_,_,_,>、 <_,i_,__,__,__i,__, >
`~~\__`,ノ~´ _イ__ノ ⌒ ゝ__ヽ_ `イ__/(___(~~~´
(_..ゝ___) ( __ノ ヽ、_) .(__,ノ ヽ__,)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
5
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2003/12/14(日) 01:39
,..,,,_____
/ `-.,,  ̄ ̄`、 .....,,,,,,,,____
/ `、 `、 _,.-´ / ヽヽ
\ . ´ `、 `、 _.,-´ / / /\
`,´ `、 `、 / / / / \
`、 `、 `、 / / /
`、 `、 `、/ / / | |
`、 `、 `、 / / | |
`、 `、 `,/ / /
`、 `、 _.,,,,,_ /
`、 `、 .,,".,..__ヽ)-、 / |
`、 `、 { `、ニ=`llニ=ヽ / |
`、 `、 ', |,_jj ̄ j /
_,.-`-=- .,,_`、', } ̄`'j ,'/ _,,,
< \ .,Jr''、, `, l.,,__/ノ /.,,,____ _,.-´ ノ、
\_...=、 ',;( )7,, `ー"' / ,r-,,"/r-、 j) }
.,,_,..- ´ -=ニ=''-.,_ `、 /`,;(o ノ,'))))) } _.,-´`''
/  ̄``ニ,.r.,-.ニ_- .,,__ `=-- .,,__/.,,,_ー"´
{_ `-., (o )} )`ー--.ニニー- _,,...=ニ l~ヽ,
`ー-=.,ニノハ/_,ノ `, {..,,_ ̄ `-,,(o_);,| } /
', ',  ̄` 7`ー=-.,, /ー" \/
`, ', `,,人j,,,/ /\
`, ',) { ゚)7' /
{`-.,,,_j /⌒`、 ', '-;,'
`、, / `、 ヽ,_/ | ̄ ̄|
.,_,v /`, `, |__|
/ ', /T´,`=、`、
{ \' ,' \ ="', \
/ .,,___/_/ ヘ __,,..', /
/ ー==ニニ二ニ== ', /
カ /ヽ,/ / / \,.- ', カ
ッ / / /.,, ´ \ ', ッ || ||
\、,_jヽ,′ / , ′ \', j,_,./ || ||
ヽ _,,.(,, {/ ` ノ_(_
O O
6
:
海皇風牙
:2004/02/08(日) 02:09
,へ○
/`ゝ _o
/\ /ゝ
/ / />
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
7
:
海皇風牙
:2004/02/08(日) 02:09
, - ,
r‐ ''フ'`''' '‐、,ノ,--‐ ''ヽ
,!'"´ ̄``'ヽ、 .,、‐‐',. ',
ノ ,r'7 ̄ヽ、ヽ'_- 、 ヽ '
' ‐ ' ノ '´ )'' `
. 7 ̄`` ` r‐ ''
jゝ ノ r'"'i
,' j / r_''ニ'''´ ' ''‐. 、
. i ,' .ノ ' ィ .,,.,,_>`''ヽヽ
j. .,' ィ / f "´
. j. r' ,' / ,.'.ノ
,' /し' ,' .,.' /
. i . ,' ヽ,`.i'
. / '、 _ _ , , , , 、、 、 - - ‐ ‐ - .' '- - 、 、、、、
''''''' """"""´ ´´´ ̄
8
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2004/02/10(火) 21:58
一般人とエロゲヲタの見分け方
1 名前: 名無しさん@初回限定 投稿日: 02/12/14 10:15 ID:6wnWRW9t
教えてください、おながいします。
88 名前: 名無しさん@初回限定 投稿日: 03/01/12 11:04 ID:QTw76kdp
エロゲヲタに共通する見分け方を発見した
それは…エロゲヲタはタバコの煙を少しでも吸うとだな…
鼻の頭に血管が浮き出る
89 名前: 名無しさん@初回限定 投稿日: 03/01/12 13:21 ID:8ui7mERU
>>88
嘘だろ承太郎!?
90 名前: 名無しさん@初回限定 投稿日: 03/01/12 23:38 ID:QTw76kdp
>>89
ああ、嘘だぜ!
だが……
JOJOヲタは見つかったようだな
9
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2004/02/23(月) 23:46
[×]ヽ(´・ω・`)<
>>1
をスレ建てでジャッジメント
[○]
ジャッジメントターイム♪
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
[ ..]ヽ(`・ω・´)<乙
[○]
10
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2004/03/01(月) 22:40
,,,,, ,,iii,,
,,_ ,,,,,, ,llllll ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,_: lllllli、
,,,,,,,,,,,_: llllli, .,,,,, ,lllll゙ llllll| _,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,、 ,,i,,, .,iii,, '!!!!!!!!lllllllllllllllllllliiiiiiiii,,
!!!llllllllllllllllllliiiiiiiii,,, llllll,、 .,lllll° .llllll .iillllllllll!!!!!!!!!!!!!lllllllii、llllll .llllll: : `゚lllllll゙゙゙!!!!゙
`゙”゙lllllll゙!!!!!!゙ .'llllll, .llllll: .llllll  ̄ ,,,iillll!l’.llllll, lllllll ,llllll
.llllll: 'llllll、 .llllll _,,,,,iiiiilllll .llllll ,,iillll!!゙’ '゙!!゙゜ '゙!!゙゜ .,,,iiillllllllllll
,,,,,,,,,,,,llllll: llllll、 ゙lllllllllll!!!l゙゙° llllll ,illlll!゙’ ,lllll!゙゙゙,lllllllll,
,illllll!!!!llllllll, `゙’ ゙ ̄ .llllll` .,llllll° 'lllllliiiilllll!llllll,
.lllllll_.,,,illllllllll, ,,iillii、 llllll lllllli,,,_ ゙゙!!!!!゙゙゜ llllll
゙!lllllllllll!!゙゙lllllii,,,,,__._,,,,,,iiilllll!!゙` llllll ゙゙!!llllllliiiiii, ,llllll
.゙゚゙” ゙゙!!!lllllllllllllll!!!゙゙° ,llllll `゙゙゙゙゙!゙゜ ,lllllll′
` ̄ l!!!″ '!!!゙
11
:
蝶
:2004/04/07(水) 22:42
裁判長「被告○○は、○○ソフトのゲーム「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」
および「大好きな先生にHなおねだりしちゃうおませなボクの/私のぷにぷに」を無断で
アップロードしたに相違ありませんね?」
('A`) 「聞き取れませんですた。もう一度おながいします。」
裁判長「被告○○は、○○ソフトのゲーム「恋する妹はせつなくてお兄ちゃんを想うとすぐHしちゃうの」
および「大好きな先生にHなおねだりしちゃうおませなボクの/私のぷにぷに」を無断で
アップロードしたに相違ありませんね?」
('A`) 「ハァ?もう一度おながいします。」
12
:
蝶
:2004/04/07(水) 22:48
浩平はえいえんに行った。本当のことを言うと茜はそのことがすごくさびしい。
また、ひとりぼっちになってしまったからである。
けれど、茜は信じている。きっといつか浩平は帰ってくるのだ。ずいぶん待たせるかもしれないけど、
浩平のことを思ってずっとここに座っていれば、きっと浩平が見つけてくれる。
浩平はえいえんに行った。あれからもうずいぶん時間が経った。茜は浩平のことを忘れないように
している。浩平と一緒にクレープを食べたことや、浩平と一緒にクリスマスを過ごしたことを思い
出して、浩平のことを忘れないようにしている。
しかし、茜はあんまり頭が良くない。太るとわかって甘いものを食べてしまうし、いきなり眠り
込んでしまって、気付いたら丸一日も過ぎていた、ということもあった。
浩平を忘れないようにしようと思う。
浩平はえいえんに行った。
しかし、茜は、浩平がどんなひとだったかもうはっきりと思い出すことが出来ない。茶色の髪だった
ことは憶えている。背もあまり高くなかったと思う。しかし、それ以上のことはすべてえいえんの
光と幻に巻かれてしまった。
それでも、茜が今でも、浩平についてたったひとつだけ、何にも増してはっきりと憶えていることがある。
いつ、どんな状況だったかはわからない。しかし茜は、浩平が「学校が終わったら真っ先に美味しい
クレープを食べに行こう」と言っていたのを憶えているのだ。
茜は思う。
自分はもう浩平のことをあまりはっきりと思い出すことができないけれど、浩平の方は自分のことを
憶えてくれているかもしれない。クレープを食べることもちゃんと覚えていて、いつか、自分の
元に、クレープを二つ持ってやって来るかもしれない。
――お待たせ、茜、と。
だから茜は、クレープ屋の前のベンチに座っている。
放課後のそのベンチにはいつも三ツ編みの女の子が座っている。無愛想にいつも俯いて座っている。
しかし、時折女の子は顔を上げる。誰かが通り掛かるたび、上目遣いで道行く人を見上げるのだ。
じっと、クレープ屋の前を通りすがる男の子の顔を大きな瞳が見つめている時があるのだ。
茜の見つめる先、小さな視界を埋め尽くして、道行く少年達は、喧騒とともにある。
秋山瑞人『ONE〜輝く季節へ〜』
13
:
つきなみなつき </b><font color=#FF0000>(Tuhy0D3w)</font><b>
:2004/04/12(月) 00:56
(ランランラン、ラーラ) (玄田) 魔法の国の女の子は (大塚(明夫))
とても小さな妖精です (立木) お勉強 人間界 (若本)
なりたいの (若本・玄田) 素敵レディーな女の子 (大塚・立木)
ぷきぷき ぱよ (全員)
あー 教えて先生さん (若本・玄田)
あれも (大塚・立木) これも (全員) もっと知りたい (全員)
あー してして先生さん (若本・玄田)
すごい (大塚・立木) 秘密 (全員) いえないこと全部
14
:
蝶
:2004/04/18(日) 01:03
いったい、私は、誰を待っているのだろう。はっきりした形のものは何もな
い。ただ、もやもやしている。けれども、私は待っている。新学期がはじまっ
てからも、毎日、毎日、雨の日には空き地に立ち寄り、この冷い肩をぬらす雨
の中、待っている。誰か、ひとり、笑って私に声を掛ける。おお、こわい。あ
あ、困る。私の待っているのは、あなたでない。それではいったい、私は誰を
待っているのだろう。旦那さま。ちがう。恋人。ちがいます。お友達。いやだ。
お金。まさか。永遠。おお、いやだ。
もっとなごやかな、ぱっと明るい、素晴らしいもの。なんだか、わからない。
たとえば、春のようなもの。いや、ちがう。青葉。五月。甘いお菓子を食べる
こと。やっぱり、ちがう。ああ、けれども私は待っているのです。胸を躍(お
ど)らせて待っているのだ。眼の前を、ぞろぞろ人が通って行く。あれでもな
い、これでもない。私は傘と鞄をかかえて、こまかく震えながら一心に一心に
待っているのだ。私を忘れないで下さいませ。毎日、毎日、お迎えに行っては、
むなしく家へ帰って来る十七(じゅうひち)の娘を笑わずに、どうか覚えて置
いて下さいませ。その小さい空き地の名は、わざとお教え申しません。お教え
せずとも、あなたは、いつか私を見掛ける。
----------太宰治『ONE』より
15
:
蝶
:2004/04/18(日) 01:04
僅か六つの、心臓に抱える疾患で苦しむ妹が在った。ほんの数箇月前には、私の見様見真似の格闘技の実験台にされる程に、一つ年上の私の駆け回るのに一歩も遅れず付いてこれる程に――明朗で快活であった筈の、妹にさえ。
――永遠は訪れなかったのである。
私の妹であるみさおが病に伏せると、母までが何処かおかしくなってしまった。妹の快癒を祈るために、快癒を齎す 為に彼女は宗教に救いを求めるようになってしまったのである。
妹の身体が紙の様に薄ッぺらになっても、栄養状態が崩壊した為に手足を切断することになっても、その毛髪が失われ ても――彼女は一度たりとも、見舞いにすらやってこなかった。
私は今でも思う、母がもし、多寡が宗教如きに頼る心を捨て、只毎日妹に顔を見せに来る、それだけでもしていたならば――妹はずっと長生き出来たに決まっているのだ。
私が唯一、自分以外に誰かを怨むとするなら、それは宗教如きに逃げた母以外に在り得なかった。
兎も角、独りで逃げてしまった母以外に、妹を見舞う存在は、自分だけだった。――私は絶望と直面する。まるで その胸に指された点滴の針から命を吸い取られているかの如くに、妹は日々痩せこけていく。嫌でもそれと直面する。
当時高々齢七ツだった私に出来ることは殆ど無く、せいぜい無責任に「頑張れ」だとか「大丈夫だ」などと痴呆の 様に繰り返すことが及ぶ限界であった。
私もまた傍観者に過ぎなかったのである。本当の所、母の方が幾分マシなのかも知れなかった。
だから私は妹が授業参観に一度たりとも出席出来ずに死んでしまった時、堪らない絶望を覚えた。何の為の兄だったというのだ、私はみさおに幸福を一片たりとも与えてやれなかったかも知れぬ。
最後の瞬間に笑った妹の顔は、僅かな救いにさえも成り得なかった。妹は、申し訳なさで笑ったのだから。
永遠等無い、みさおが既に私の手の届かない青に霧散してしまった様に。だから私は戒めたのだ、二度と、永遠など夢見はしない、と。
しかし、
あの悲しみに耽る夜に――彼女が私の耳元で、善く通る声で、囁いたのだ。
「この世にはね、永遠というものは在るんだよ、浩平」
----------京極夏彦『ONE』より
16
:
蝶
:2004/04/18(日) 01:19
我輩が家郷をばあとにかの雪深きまちをめざして旅立ちたるは冬もさなか、待ち合わせの場所もまた野外。これ適当(まっとう)なる推理の帰結と言うやつで、吹き晒した路上、ビル風に舞う地吹雪、暖を取るに一切のてだてもなしと来ては、待ち呆けさせられたる体験者が一致して伝える所、つま先から頭のてっぺんまで凍りつかなかったのが不思議とこういうわけであります。
我輩は時間どおり所定の場所に現れた、これはです、お互いに理解さえあれば普通最も快適な待ち合わせ法であります。どこぞで正体不明なる有翼人に掻っ攫われるとか、真剣を携えた怪人に驚かされると言う、そういう面倒は一切省けますからナ。ただ我輩、遺憾ながら少々軽装であった、時計がちりちりと右に捩れて行くうちに、それが相当応えてきたのであります。
というわけで諸君。一つご想像あれ、かくも苛烈なる天候、右も左もわからぬ心許ない
風土のもと、来る筈の従姉妹ともすでに七年の無沙汰とあれば、我輩の心中やこれいかに。
そうするうち、容赦なく雪は降り注ぎ、降り注ぎ、降り注ぐ。はずかしや、身を守る術 を殆ど持たず、であります。
「雪、積もってるよ」
ようやく来やがたかこの野郎(あくま)。言われて我輩、異様にその声の出所が高いことに気がついた。
気付けば我輩、首までも雪に埋もれていたのであります。そのザマまるで鋸牽きに埋められた罪人よろしく、我が従姉妹も短い裾を押さえて我輩を見下ろしている。
「どうして埋まってるの?」
「…2時間も待ったからな」
「わ、びっくり」
手を述べて従姉妹は我輩を掘り出そうとするわけですが、しかしさすがに雪国、迂闊に待ち合わせも出来ぬ様子、これから我輩もこのまちで暮らすのかと思うと、我ながら心底同情致したのであります。この2時間でもはや雪は生涯分を見た、この上は要らぬ。
「ね。私の名前、まだ覚えてる?」
「うむ。名」
「な?」
「雪は嫌いになった。よって、今後お前は名と呼びならわすから、そう覚悟しろ」
「ううう。祐一極悪人だよー」
そんなこんなで、このまちの生活の第一歩を、我輩は暖かい珈琲とともに命からがら踏み出したわけでありますが、いやはや!
----------ビュルガー『ホラ吹き男爵のKanon』より
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