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千尋くん見ていますかー?お元気ですかー?
9
:
seiko
◆wOUe8iWjRg
:2021/08/08(日) 01:09:40
喧嘩サイト、という場所は、一般人の目から見ると非常に奇妙な場所に映るはずだ。議論がしたいから建設的なディベートに興じる訳でも無いし、誹謗中傷が飛び交うがお互いを心の底から憎しみ合っている訳でも無い。
「お互いゼロの関係性から進んで意図的に軋轢を生じさせ、時には品性下劣な語彙で罵倒しつつ、それでも最低限のルールには従いながら論理的攻防に興じる」というのは、どこか滑稽でありながら競技的でもあり、哲学的な部分がありつつも幼稚である、非常にアンバランスな光景だと思う。
しかしそのアンバランスさも、彼らにとってのコミュニケーションのあり方の一つであって、一般社会的に不適合な行為であるという事を自認した上で、自らの嗜好を正当化出来る環境を構築してきたというプロセスは理に適ったものである事を否定することは出来ない。
興味深いのは人が集まるコミュニティには一定数、言論的な熾烈さを好む層がいて、そういう人たちがいわゆる喧嘩界とは全く無関係ながら、典型的な「喧嘩的行為」に特化した局所的なコミュニティを形成してたりする事で、詳しく調べたら喧嘩の普遍性を語る上で貴重なサンプルになりそうだと思うし、もし誰か頭のネジ外れたキチガイが本当に喧嘩板を復活させたい!とか思うなら、そういう所から始めたほうがいいと思う。
なぜ喧嘩サイトが廃れたかという点に関して、SNSの台頭に伴う「ネット上の群衆意思決定の容易化」と、5chに代表される匿名文化が複合したことによる相乗効果が要因の一つかもしれない。
人を貶め蔑んでチンポをシゴきたい異常者は今や、わざわざ相手の同意を得て喧嘩という形式的なやり取りに興じる必要は無い。相互の同意に基づいていた衝突行為の正当性が、「群衆によって非中央集権的に決定された攻撃対象としての偶像(アイドル)の正統性」に形を変えたからだ。
「誰を攻撃しても社会的に許されるのか」という合意形成を追及する為に匿名文化が人間の感情を扇動し熾烈化させ、SNSの情報の奔流が群衆の意思決定を今までに無かった速度で加速化させる事によって、今のネット上には常に「あらゆる批判が許されるイージーターゲット」で溢れかえっている。
昔で言うところのチャットとか掲示板の役割がTwitter等のSNSで置き換えられつつある今、大衆に迎合するだけで人間の闇の部分にかかわる欲求を満たす事が出来る環境からすれば、個人間の関係に拘らなければならない上に、勝敗という絶対的な格付けに向き合わなければならない喧嘩サイトにおける喧嘩という形式は、ただ冗長で厄介なだけの時代遅れの遺物なのかもしれない。
それでも俺は、喧嘩板の何でもありなプロレス感、論理ガチガチの頭デッカチのメガネ君と、金髪鼻ピアスのチャラ男と、ちん毛生えかけの小学生と、ネクタイシワシワのくたびれたサラリーマンが一同に介してクソみたいな下らねー議論に花咲かせてる、みたいな空間が好きだったな。
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