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チラシの裏 3枚目

973im@s fantasy9 第2章 第三十二話 1/2:2009/12/15(火) 02:59:23 ID:x6Dj6vYg0
「うわ、千早将軍ちっぱいなの!」
美希が畳み掛ける。

「ボクは見てない、見てない…」
魔石を最初に指摘した人物は知らないフリ。


「あああああああああ…!!!」
千早は飛び上がり、最強最大の剣技を放つ。


「美希!!今だ…アレを使え!」
美希の体を上空へ放り投げる。
「『クライムハザード』!!」


ビビと真に向かい、剣から激しい深紅の衝撃波が発生。
辺り一面を切り刻み、地を散り散りにして吹き飛ばし…


辺りには、どこまでも続く暗闇に、土の柱が数本立つのみとなった。



「はああああああああああああああ!!」
空に、真っ赤なひらひらとしたものが舞い散る中……



美希は落下。一瞬にして巨大な四角推の何かを持ったまま、
千早に覆いかぶさる。
「んんんんんんんんんんんんんんーーーーーーーーーーーーー!!!」


大きな四角推の中でじたばたする千早に被せたもの。それは…
「『テント』!!」



テントだった。
自分でもこの作戦がうまく行ったことが不思議だった。

こんな、空中にいる一瞬で一叩きしただけでテントセットが一瞬にして…
「建った!?」

「建たないわ!?建つわけないし…」
涼のようなことを言いながら千早は…
「…!!!」

千早はテントの中で倒れた。
そう。ただのテントではなかった。

護衛用なのか何かわからないが、テントの中によく入っている…
特殊な蛇、『毒沈黙暗闇へび』が入っていたのだ。


「……!!」
口から息が出来ない、毒が回る、目が見えない。何故こんなものがテントに付属されているのか?
本当にそんなことがあるから世の中は不思議である。



「………」
魔石を失い、多くの特殊能力を失った千早にこの攻撃はクリーンヒット。
見事に3つの症状に苛まれることとなった。


「ふんっ!」
テントの中でもがく千早から万能薬を盗む。

「…!!」
テントを切り刻み、千早が姿を現す。


喋れない、目が見えない、感覚が鈍る。この状態なら…
倒せる。


飛び降りざまに、撒き散らしたフェニックスの尾で復活した仲間達と共に。
「…やったか…」
「す、すごい…どうやって」

「……私だって、まだ…!!」
ホーリーに吹き飛ばされ倒れたもののフェニックスの尾の力で蘇り
遠くから槍を引きずりやってきたあずさも加わり…

4対1.




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