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チラシの裏 3枚目
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「は!!」
「てやああああああああああああ!!」
飛び降りてきた千早と、真の剣が激突。
「!!」
千早は剣を受け止められ…
「……!」
剣撃の勢いが心臓に直に伝わり…
「!?」
千早の豊かな胸から、二つの丸い何かがこぼれ出る。
ゴトン。
真ん丸い物体は胸から飛び出…乾いた大地を叩く。
「…!?」
美希は唖然とする。
「……」
真は千早を見つめる。…地平線より真っ直ぐになった、千早の体を。
「…くっ………」
ビビは丸い物体を指差す。
「あれは…魔石だよ!」
巨大な青い宝石二つ。
身に着けた道具の特殊能力を体に定着させるには使い込むことが必要。
だが…その定着した能力を発動させるには、魔石力という力が必要なのだ。
何故魔石力というかといえば…その力が、魔石の装備により高めることが可能であるからだ。
あらゆる能力低下や病が通用しない、ダメージが少ない、魔力も体力も高い、攻撃力も高い。
それほどまでに強力な特殊能力の数々を、一人の人間の内に秘めることは困難。
それでも不可能とされていなかったのは、それが彼女が恐ろしく強い剣士であるから。
…だがこうして、魔石の力で千早はその持ち前のトップクラスの能力を更に磐石のものとしていたわけなのだ。
「………こ、……こんなものがなくたって」
千早の声が震える。
「私は!!」
その姿勢に真は涙を堪えられなかった。
自分は何も疑わずにこれまで生きてきた。ただただ、二人の王女…時代が変わってからは
女王陛下とその妹をお守りすることだけを考え、剣の腕を鍛えてきた。
何も、疑うことなく。
何も、知ることなく。
だから、何も知らなくとも幸せだった。苦しむこともなかった。
だが…千早は違う。自分よりも女王春香の近くにいて、女王の変貌を恐らく間近で知ってしまったのだろう。
それでも彼女は…彼女は全く忠義を止めなかった。宝剣セイブザクイーンを任された者であるから。
自分がアレクサンドリアの将軍であるから。女王陛下に仕える剣士であるから。
けれどこれは間違いだ。ただ一言、胸から魔石を無くしてなお戦う千早に言葉をかける。
「千早…」
「…自分を偽るのは、やめるんだ。」
誤解が… 生じた。
「真ォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
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