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チラシの裏 3枚目

97俺的アレンジの入ったロックマンX4 3話後半:2009/04/09(木) 00:31:48
「巨大なエネルギー反応。ゼロ、多分この暴走の犯人よ!」
ぐるんぐるんと回転して落下してきた謎の物体が。…声がする。
2回のバウンドの後、毒を撒いて姿を現した。…レプリロイドだ。

「名前を聞かせろ」
「ボクー?ボクはスプリット・マッシュラムだよー。
 何かね、おじさんに頼まれてゼロって人と遊ぶように言われたんだー。遊んでくれるよね?」
「…ほう。それは誰だ」
「いいから遊ぼうよー?ヒーローごっこしよう。君が悪者ね?」


壁へと飛びつくマッシュラム。腕から自分の分身を作り出し、突進させてくる。
「な…!?」

沢山のマッシュラムが回転し、ゼロを襲ってくる。
「…クソッ…避けられたものじゃない!!」

斬ろうとしても斬れやしない。次々とゼロの体へとぶつかっていく。どうやら実体を持っているようだ。
「ぐうう…」

高く跳び、月をバックに回転するマッシュラム。
レプリロイドを狂わすウイルス入りの毒が撒き散らされる。
「何……を…!」

「どうしたの、ゼロ!」
「…気にするな」
マッシュラムが二人に分かれる。恐らくはゼロの感覚を狂わせて見せる幻覚だろう。
…長いこと戦っていれば自分自身がイレギュラー化しかねない。
誰かさんが好みそうな特殊能力持ちのレプリロイドだ。

ゼロの周囲を高速回転するマッシュラム。
こういったときは迷ってはいられない…重なったところをまとめて斬るのがセオリーだ。

どんどん動きを速める二人のマッシュラムに剣を振るう。
だがマッシュラムはぐるんぐるんと回転、壁を三角跳びの要領で跳びまわり、地面へ落下、毒を撒く。
遊んでいるだけなのに…全く隙を感じさせないこの攻撃。しかも…分身から貰う痛みは本物と来ている。

「…ゼロ、一体どうしたの…」
アイリスにはゼロの動きが全く理解できない。モニター越しなのだから。

…しかしゼロにはそんなアイリスが待ってくれているだけでも、戦いを見てくれているだけでも十分に意味がある。
平常心を保てるのだ。
ゼロは痛みをこらえ…スパイダスから得た技を繰り出す。
セイバーの刀身を消し、体勢を低くし…
一直線に刀身を腕ごと突き出す!!

「あぁああああああああああ!」

雷神撃と呼ばれるこの技はマッシュラムの体を一気に串刺しにした。
「あ!あ!あ!あ!あ!ひゃぁああああ!?」

マッシュラムの毒が無力化され、ゼロの意識が強烈な電撃と衝撃により目覚める。
そして…マッシュラムはセイバーを通した穴を中心に焼け焦げ爆発した。


「……任務完了だ。クソッ頭が痛い……」

一方のスノーベースでも。
「終わったか…。 戻ろう」




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