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チラシの裏 3枚目
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町の脇にある大きな流砂では、
クレイラの守り神『アントリオン』がネズミ族の子供を捕らえていた。
「アントリオン様は温厚な方であられるのに…一体これは…」
アントリオンは流砂から顔を出し、
口から飛び出た二つの大きな顎で捕らえている。
アントリオンは巨大なアリジゴクのモンスター。
掴んだ相手を砂の中に引きずり込み捕食する。
「「…あれはっ!!」」
ビビとあずさはその少年を見て叫んだ。
「た、たすけてくれーーーー!」
「今お助け致します!」
あずさは飛んだ。
「はっ!」
一跳びでアントリオンの頭へ。それを踏みつけ、ハサミのような大顎に挟まれた少年を抱きかかえ
アントリオンの頭を蹴り跳躍、元の場所へ。
「お怪我はございませんか?『パック王子』」
「! あずさ…あずさ、生きてたんだな!」
「…パック…」
「あ!?ビビじゃないか!どうしてこんなところにいるんだよ!」
かつてビビと一緒にアレクサンドリアの劇場へ忍び込んだ少年。
彼こそが、ブルメシアの王子だったのだ。
「話は後にしようよ」
「まずはこのモンスターを沈めなくては!」
「あの…あずさ殿、アントリオン様をモンスターとお呼びするのは失礼かと…」
「ゴルルルルルル」
戦闘開始。
「サンドゴーレムと同じ要領でお願いね、ビビちゃん」
「『ブリザラ』だね」
「『ブリザラ』!」
砂の中にもぐるモンスターにはこれが効果的。
氷の槍で内部から、凍てつかせつつグサリグサリと刺す。
「私は頭上から攻撃します!」
あずさはジャンプ。
「ミキも負けてばかりいられないの」
オーガニクスで硬い硬いアントリオンの装甲に一撃。
「ふんっ…!!」
サンドゴーレム戦でも同じパターンだった。
アントリオンもまた、角と化した大顎でカウンターを図る。
これを美希はオーガニクスを回転させ、大顎にぶつけて反動で回避。
「危ない危ない…」
そこにあずさの攻撃…
「はっ!!」
ミスリルスピアがアントリオンの口に落下。
そのまま口の奥をぐさりと刺し…
あずさが落下、ミスリルスピアを引き抜き戻った。
「ゴロロロロロロロ…!!」
「大分効いているみたいですね」
「けど反撃が怖いの」
「ビビが魔法を放つのを待っているわけにはいかないし…ここはミキが!!」
トランス。
「シフトブレイク!!」
短い茶の髪になった美希は頭から流れこむ特殊な魔法をまたも発動。
雷の檻にアントリオンを閉じ込め…
「はぁあ!!」
その中で幹を揺るがす巨大な爆発を起こし、アントリオンに攻撃。
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