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チラシの裏 3枚目
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ロープの梯子を上るとそこは…美しい町。
「これが…『クレイラ』!」
砂の流れる、緑溢れた段状の町クレイラ。
色とりどりの美しい建築物が視界に立ち並ぶ。
「!? …ど、どなたですか…?」
法衣を身に纏ったネズミ族の青年達が現れる。
「…ま、まさかアレクサンドリアじゃ…」
クレイラはその厚い砂の壁で守られているが故、
ブルメシアと分って以来100年以上、外界とは一切の連絡が途絶えた町。
そこには軍は必要ない。
ギザマルークの他にも沢山存在するブルメシアの守り神に感謝しながら生きる…
武力の一切を捨てた、平和都市なのだ。住人の気質としては全くの穏やかそのもの。
信心深い者たちが多い。
彼女らの前に現れたのはクレイラの神官だった。
「いえ…私が連れてきました」
それに対し、ネズミ族であるあずさが出る。
「あなたは…ブルメシアの方ですか…?」
「はい。ブルメシアの龍騎士あずさと申します。
…残念ながら、アレクサンドリアを止めることは出来ませんでした。」
「アレクサンドリアは…この町を狙っています。私は彼らからこのクレイラの民と、
この町に生き延びたブルメシアの民を守るため来ました」
深々と頭を下げるクレイラの神官。
「……非力な我々に代わり、申し訳ありません…。 …さあ。こちらへ」
町を見回りながら、沢山の階段を登り
木の頂上に位置するクレイラ最大の施設…聖堂へ。
「おお…あずさ!生きていたのか」
その深部では沢山の神官と巫女、そして少数のブルメシア兵とブルメシア王が。
「はい…お久しぶりです、ブルメシア王」
「いきなり聞くのも何だが…彼の…
フラットレイの手がかり、見つかったかね」
「…いえ、全く。
……やはり、すでにこの世には…」
その時だった。
「大変です!!」
「?」
「…あ、『アントリオン』様が…『アントリオン』様が!」
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