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チラシの裏 3枚目
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「…時間の流れって、早いわねぇ…
まあ。私は相も変わらず、こんなものを集めたり研究したりしてるんですが」
「このガイア儀は…」
「古い品なのよね…。このように壊れてるんだけど、これもまた粋だなと思って
改造して天体観測の施設として使っています
ガイアの中から空を見る…なかなか悪くないものです♪」
そして、本題に入る。
「雪歩ちゃん、私は何があっても、ずっと雪歩ちゃんの味方でいるつもりですよ
何があったか、お伺いはしませんが…」
「いえ、小鳥先生……少し、話されてください」
「…そうだったんですか。春香ちゃんは…春香様はすでに…。
…解りました、雪歩ちゃん…いえ、雪歩様。
私がアレクサンドリアまでお送りしましょう。こういう時に備えて、実は地下の旧時代の機関に繋がる道を確保していたんです」
「本当ですか!?」
「ただし、魔物が出るとされているから…気をつけてね、雪歩ちゃん」
小鳥が部屋の隅にあるフタを開けると穴が。
その穴に潜ると地下道へ。
「実はこういうことに備えて、この機関の上に塔を建ててもらったんです。
いつでも逃げられるようにと」
「連結レバーを探してください。それを倒してもう片方の道へ行けば…
でもどっちも道だったかなー」
入口から二つの道が伸びている。
「それじゃボクはこっちに行く、お前はもう片方を頼んだよ」
「うん!」
うさちゃんと真が二手に分かれ道の先へ。
「ボクの行った方がレバーだったよ!お姫様、隊長さんの行った方へ行こうよ」
「は、はい…」
もう片方の、真の行った方の道へ。
蔦のような緑の植物が、ワイヤーのようにどこからかどこかへまで宙に一本通っている。
「これを引けば、『ガルガント』がこの周囲を回り続けることになります。
それに乗ってください。後はもう片方のレバーで行き先を変えますので後はアレクサンドリアへ…」
「ガルガントって…何ですか?」
「引けば解りますよ」
紐を引くと………何かがガシャリガシャリと音を立てて、ワイヤーのような植物を伝ってきた。
籠だ。…その籠を吊り下げられた本体は…
機械などではない。
「…虫ですか!?」
「ちょっと怖いけどご辛抱をお願いしますね…アハハ…」
つまりはこの蔦は遥かアレクサンドリアまで繋がっており、
レバーによりこの辺りを周回しているこの『ガルガント』という虫に吊り下げられた籠に乗っていくというのだ。
「…こ、怖いです…でも…!」
「お姉様…春香陛下にいち早くお会いしなければならないんですよね?」
「はい!!」
雪歩は迷わない。籠へと飛び乗り…真も、うさちゃんも。
「ところで何でお前までアレクサンドリアに?」
「魔の森へはアレクサンドリアが近いからね…さあ、行くよ!」
こうして一行を乗せたガルガントは一路、アレクサンドリアまで。
「ありがとうございました、先生!」
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