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チラシの裏 3枚目

949im@s fantasy9 第二章 第二十四話 3/2(容量オーバーにつき):2009/12/02(水) 03:44:05 ID:I3/Cbf5g0
そして反対側でも思いを巡らす者。
「…美希ちゃんが悪いんだよ。私のこと子ども扱いするから…
 …だから、今白金の針を探すなんてことを…」


「……何で、私こんなことしてるんだろ
 …うん。助けてくれた伊織ちゃんを助けるのは当たり前だよね。 でも…」


「…さ、3人とも… ついたわよ。」
律子は待機。裏口から侵入…在庫の棚の中を探し回って見る。

「こんなところに白金の針なんてあるのかな」
律子は待機。がさごそと辺りを探る3人。
だが…

こつん、こつん、こつ、こつ、こつ…
「…! 誰か来たよ」
上階から階段を下りる足音。うさちゃんは隠れる。真も、ドリルも隠れる。

「………バレたらただ事じゃすまないよ」
「…あああ…ボクは一体何やってんだああああ…」

…そして、寝ぼけ眼の一人の女性が現れる。
「さっきの妙な寒気は一体何だったのかしらねー…
 今日こそいい観測時だって言うのに。 えっと、インクインク…」

「!!!」
その女性の顔を見て、ドリルは飛び出した。
「!? な、何やってんのお姫様ーーー!」

「…ピヨ? あ!!   …あなた、は…!!」
思わずしりもちをつく。
「まさか…雪歩ちゃ…雪歩様!!」
「お久しぶりです、音無先生!」

「えっ……小鳥さん!?」
真も。
「…あら、真ちゃんじゃない」
「…誰?」
「小鳥さんは、以前春香様と雪歩様の家庭教師をなさっていた、 それはそれは高名な学者さんなんだ!」

「いやぁーそれほどでもー… あ。けど静かにしてくださいね、お店の人達が目を覚ましちゃいますから
 …けど、雪歩様、どうしてこんなところに?」

「話せば長くなるんですが…白金の針を探しているんです」
「白金の針…」

「…誰かいるのー!?」
今度はお店の人の声。
「…ここは一旦逃げて。この地図の塔が私の家になってます。
 鍵を開けておきますので後ほどお越しくださいね」

とてとてと小鳥は階段を登っていった。




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