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チラシの裏 3枚目

948im@s fantasy9 第二章 第二十四話 2/2:2009/12/02(水) 03:43:06 ID:I3/Cbf5g0
「!?」
何か物凄い百合の香りを感じた気がしながら、
ドリルがうさちゃん、真との待ち合わせ場所、酒場に戻ると情報収集を終えていた。
「お姫様ー、こっちこっち」
100000ギルの懸賞金をかけられた女の張り紙を見ていると背中に声。

「…トレノの店っていうのは相当なものみたいだよ  どうやら、カードショップ近くの雑貨屋が非売品として白金の針を置いているだとか」
「それで、どうするんだ」

「いや、自分達で行きますんで兵士やお姫様は関わらない方が」
「? どういう…」
「直接交渉すれば済む話じゃないの?」

「おーいうさちゃん!白金の針を盗む用意できたわよーーー!!」
「…ぼ、ボス……」
トレノに先回りしていた律子がそこにいた。
「あ、やば」
ドリルや真がいたとは知らず青ざめる律子。

「……じゃ、じゃあそういうことで!」
「待って、ついてきたからには私も行くよ!」
「ええええ!?いやお姫様が盗みとか」
「ちょっと待てお前らあああああああああ!!」

酒場の裏口から桟橋へと走る4人。
「…いいの、お姫様がこんなことしちゃって」
眼鏡を直しながら、カヌーの前に。

「…ええ。律子さんたちが余計なものまで盗まないように見張らなくっちゃ!」
「…ボクも同行しよう お前達が姫様を悪の道へ引きずり込まないように監視するのがボクの役目だ」

「あー…もう勝手にして」
「全くお勤めご苦労なものねー… けど。 あなた、一体自分が何をしたいか…考えたことある?」

「当然だ!ボクは姫様をアレクサンドリアにお連れして…」
「…はぁ。美希達と一緒に行動して少しは変わるかと思ったけど、そうでもないみたいね
 ボク、ボクと言いながら自分のないやつね」
「何!?」

「…まぁ、行こうよ……」
湖に面した雑貨屋裏口までの道のり。襲撃用カヌーの上で、真は考える。

「一体ボクは何やってんだ…盗賊に組するような真似して…」

「いや!耐えるんだ…姫様をアレクサンドリアにお連れすることがボクの任務だ
 春香様が非道な真似なんてする筈が…何か理由がある。」

「…浅はかな自分などでは解らない、女王陛下の…お考えが。
 そう、何も考えるな真。自分の任務は、姫様をお連れすること。女王陛下に従うことだ
 …もう、アイツに…美希に会うこともないんだ。」




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