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チラシの裏 3枚目
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「…うわー、いつ見ても千早ちゃんの剣は怖いよ」
春香は後ろで扇を仰いでいた。
「…でもちょっとやりすぎかな。
千早ちゃん、話したいことがあるから『レイズ』かけてやって」
「はい」
美希にレイズをかけ…回復。
「はぁああああああ!!」
美希は千早に詰め寄る。
「ねえそこの子。ちょっと聞きたいんだけどさ」
もう戦いなど成り立っては居ない。
だが美希は何も言わずにオーガニクスを千早にぶつけ続ける。渾身の力で。
「…」
しかし1発、2発、3発と振るうが全く千早には当たらず。
「あなた、確か雪歩を誘拐した子達よね?リーダーは律子さんって言ったっけ」
オーガニクスを投げ、春香を狙うが千早に打ち落とされ、そこから流れるように千早の剣で脚を切られる。
「雪歩をどこにやったか教えてくれないかな?
今言えば命だけは助けてあげるけど」
「知らない!!」
「きゃあああああああ!!」
千早は剣で美希の胴を一刀両断。
すぐさま斬られた足ともどもレイズで蘇らせる。
「…本当に知らない?」
「知らない!!ミキ達だって見てないもん!まこっさんと一緒にどこかに行ったんだよ
この戦争を…春香を止めに!!」
また攻撃を繰り返すが千早に避けられる。
「………真も一緒のようですね」
「…それは本当?」
「…嘘をつくように見える?」
千早は美希の両手持ちのオーガニクスを片手で受け止め…
「いかがいたしましょう」
「その言葉に偽りはなさそうですよ、如月千早
彼女の言葉が本当なら、ここで会っていないとなるとアレクサンドリアでしょう
クレイラ侵略は千早将軍に任せ、春香陛下はアレクサンドリアであの娘をお待ちになられては」
「そうね…」
「それじゃあの子を待ちましょうか。千早ちゃん」
千早は美希の体を一刺し。その場に投げ捨てる。
薄れ行く意識の中で、美希は聞く。
「それじゃ、雪歩を待ちましょう
…戻ったらののとワーに任せて、『銀のペンダント』を取り返して
『召喚獣の取り出し』を行うのよ、あの子の体から。
千早ちゃんはさっき言ったとおりクレイラに行き『宝珠』…4国の『クリスタル』の1つを手に入れること」
「…クリスタル…? …ドリルの体に、召喚獣?」
春香と千早はそのまま、どこかへ去っていった。
「…晴れましたね」
残ったのは貴音。
「……フフ…」
倒れる美希を見下ろすと…
ビビに目をやる。
指を鳴らすと、巨大な影がブルメシア城跡に現れ…地に降りる。
白銀の龍。
「………このお芝居の中での、誠に楽しい余興になりそうです」
そのまま、貴音は銀の龍にまたがると…
翼を大きくはためかせ、巻き起こる風。
跳ねた雨水があずさにかかる中…
貴音は悠々と、銀の龍にまたがり、雨上がりの夕空へ飛び去っていったのだった。
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