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チラシの裏 3枚目
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広場から階段を登り王城入口へ。
…しかし、崩れた柱で入口がふさがれている。
「………王、無事でいてください!!」
あずさはジャンプ。2人を置いて先へ進んでしまう。
「…登れそうだね ビビは裏から回ってみて」
「えぇ!?…ボクじゃ無理だよ」
「やれば出来るって!」
美希は石像を登り、王城内部へ。
「…」
「……誰かいるよ」
柱の影に隠れる。
天井の崩れた王の間…その中で扇を仰ぐは赤いドレスを着たリボンの少女。
そしてその隣に青い髪の剣を携えた女性。
「あれは……………アレクサンドリア女王春香…!!」
「うん、見たことある…その隣の巨乳は誰?」
「…」
「…ブルメシアも、大したことはありませんでしたね春香様
ブルメシアには大層な実力者がいると聞いていたのに…
まぁ、何でも、いいですけど。」
「まさかここまでうまく行くとはね…」
奥からもう一人、長身の女性が現れる。
「………それにしても心地の良い雨ですね、春香様。
まるで私達の勝利を祝福しているかのよう。」
「ふふ。あなたが提供してくれた黒魔道士のおかげで
これほどまでに勝利できたんだよ。いやぁ、ありがとね ……さん
で?王達は一体どこに逃げたの」
「…どうやら、舞踊る砂の中の模様です…正に鼠そのもの。」
「舞い踊る砂…『クレイラ』?…厄介ねー」
「ダメなの、クレイラって町に王が行ったこと以外解らないよ…誰なの、あれ」
「あの青い髪の人は…確か。」
あずさは思い出していた。…過去のことを。
あずさと同じデザインの、色違い…薄黄色の鎧をつけた男性と、まだ10代の少女であった頃のあずさ。
「…どうしても、行ってしまわれるのですか」
「ああ。すまないあずささん。
…俺は、この国を守る力としてはまだ不十分だ。強くなって帰って来るよ」
「では私もご一緒に…!」
「……あなたには、この国を守って欲しいんです
…長い旅になるかもしれないけど」
「………あなたがいればこの国は必ず守れます!!ですから」
「いや。まだ無理ですよあずささん。
………世界には、まだ強い人が沢山いるんですよ。
例えばそう アレクサンドリアの女将軍『如月千早』」
「…聞いているわ。恐るべき力を持つ、アレクサンドリアの将軍…泣く子も黙る冷血女。
『七千二百人斬りの如月千早』」
「………あれが…!?」
「忘れもしません。別れの時の言葉ですから。
私に千早のことを教えてくれたのは…あの人。
…もし、こんなときに…あの人がいてくれたら…」
「…フラットレイ様…」
その時だった。
「フラットとか言ったのは誰!?」
凄まじい衝撃波が美希たちめがけ飛び…大人が両腕を伸ばしたような太さの柱を木っ端微塵に、4本まとめて破壊した。
目を細め、春香は笑みを浮かべる。
「………へぇ、まだ生き残っていたの」
傍らに現れた3人目の女性も。
「鼠はやはり隅に隠れるもの…」
長い長い銀の髪、長身の体、露出の激しい派手なドレス。
「フフ…それは流石に酷いと思うよー?『貴音』ちゃん」
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