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チラシの裏 3枚目
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ハンターベースの中が慌しくなってきた。
シグマについていったもの、洗脳を受けたもの…。
イレギュラーハンターはあまりに多くの実力者を失っていた。
世界の頂点たる英雄・エックスとゼロは居るもの…
彼らの体は残念ながら一つしかないのである。
「ダブルといったか。レプリフォースの情報は集まっているか」
「は…ハイ。これがレプリフォース内の実力者のリストデシ」
ダブルから手渡された資料に目を通すゼロ。
「…なるほどな。オペレーターを呼べ。出撃する」
突き抜ける青空。生い茂る緑。
虹のかかるジャングルの滝の上に立つゼロの姿があった。
「ではゼロ、これからは私がオペレーションを勤めます
ここでは半漁人型の戦士レプリロイドが主力となっているようです。武器は槍…近距離戦になりますね」
「問題ない。全て俺が切り伏せるのみだ」
滝から飛び降り、川に沿いメカニロイドとレプリフォース兵を破壊していく。
「…カプセルがあるな。だが俺では開かないだろう…エックスに後々来させよう」
滝を流れる流木を乗り継ぎ、半漁人兵の待ち構える中滝を登り…
いよいよ森林内の基地への入り口が現れる。
「邪魔だ…」
兵を連続で斬りつけ、続けて扉を破壊。
トンネルの奥へと進んでいく。
光が差し込んだ先は…
「大分森の深くまで来たようだな…」
「蜂型の迎撃メカニロイドや蛇型の追尾メカニロイドが目立ちます。」
「近距離で何とかできる俺には打ってつけというわけか」
高さは問わずに目の前に現れたら即切り刻む。
チャージショットを多用し、対処までに時間のかかり上下からの攻撃に弱いエックスには向いていないだろう。
緑が揺れ、葉が落ち…基地内に入ってすぐに敵は姿を現した。
レプリフォースゲリラ部隊隊長だ。
「…久しぶりだなスパイダス」
「へっ…優先的に俺を倒しに来たってワケかい、アンタは」
そう。スパイダスは元イレギュラーハンター第0部隊隊員だ。
かつての部下を真っ先に止めてやるのが上司の務め…
ゼロはすぐさまセイバーを構えた。
「アンタに何を言われようと、俺はレプリフォースを信じさせてもらう!
ここを通すわけには行かんのだ!」
ゼロが飛び、スパイダスの胴体を一閃。
「ぐえええ!」
「シャッシャッシャッシャ!」
糸を巻き取り、緑の中に隠れる。
やはりサーベルと違い効きが悪い。
「それええっ!」
素早く落下、それと共に蜘蛛の巣を吐き出す。
ただの糸の塊ではない。敵を痺れさせる電流網『ライトニングウェブ』だ。
勿論捕まりはしない。
敵を誘導する性質を持つそれを飛び越えると同時にスパイダスの背を斬りつける。
「うげえええ…!」
スパイダスがまたも体から直結した糸を縮ませて逃げる。
次に来る手も予想している。彼は用意しているのだ。
「焦っているか?
…全力で来い、スパイダス。悔いの無いよう戦え」
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