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チラシの裏 3枚目

939im@s fantasy9 第一章 第二十一話 3/4:2009/11/30(月) 02:02:02 ID:3aOh9EfA0
「細かいところまで随分ないやがらせね…」
窓から投げられたミミックを目にした黒魔道士が扉を焼き、中へ入ってきた。

「こっち行こう!!」
階段を登り…崩れ落ちた床を飛び階段を登り上の階へ。
寝室から窓へ向かい、バルコニーを渡って隣の窓へ。

別の家屋の寝室で…子供を匿う母親を発見。

「お、お願いです、この子だけは……」
「大丈夫ですよ、私はブルメシアを救うためにやってきた者です。」
「! あずささん…お帰りになられていたのですね」

「…敵将は一体どこへ」
「アレクサンドリア軍は王宮に到達しています。
 …この国はどうなってしまうのでしょうか…」
「みんなが死んだわけではないでしょう
 ここで私達が敵を追い返せば、まだ希望はあります」

「…これが夫から預かった王宮への鍵です。どうか…ブルメシアを…!」
淡い黄色のベル、『プロテガベル』を渡される。
そして、美希は女性に聞いて見る。
「…ねぇ。可愛い女の子とか、鎧をつけた男の子がここを通らなかった?
 ……じゃなかったら、捕まったっていう噂聞かなかった?ヒト族の!」

ドリルと真のことを。
「……いえ、アレクサンドリア以外に国外から出入りしたヒト族は
 恐らくあなた方だけではないかと…」
「…そう。 …ここにいないってことは…」
「迷子かしら」

「あずさじゃないんだから。 …何処に行ったんだろう、ドリルに真…」
「ねえ美希姉ちゃん。戦争を止めるために、戦地へ行くのも考えられるけど
 真さんなら、アレクサンドリアに戻ることも考えられるんじゃないかなぁ
 その方が多分安全でしょ?」
ビビが一言。

「……!!」
「悪いけどもう引き返せないわ。このまま、私達はブルメシアで戦争を止めることを考えましょう」

「…無事だよね。あの二人なら…」
プロテガベルを鳴らし、王宮敷地内へ。



「…今度は嫌味でも何でもなく。
 ビビちゃん、この先に行ったらあなた、命を落とすことになるかもしれないのよ
 …私達が死んで、辛いことになるかもしれない。…あなた、ついてこれる…?」


「…ボクは、見過ごすことは出来ないよ。…お願い、あずさ姉ちゃん、美希姉ちゃん」
「………あずさ。…行こう。この先に…」
「…そうね」
階段を登り、広場へ。

その中の建物の一つへ向かうと…
「…! 危ない!!」

避難していた兵士と、身重のその妻が、崩れ落ちる、建物の上から下までを覆う巨大石像の下敷きになろうとしていた。
「……はぁっ!!」

美希は両手で担ぎ、二人とも助けることに成功。
「大丈夫?二人とも」
「あ。あずささん…!ありがとうございます…」
「あなた達は何としてでも生き延びて。おなかの中の子供を殺しちゃダメ…
 おなかの中の子供のお父さんやお母さんがいなくなるのもダメ…」
「…はい…何とお礼を申し上げればいいか…」


反対側の建物は武器庫。
「これは使えるかしら」
強力な槍、『ミスリルスピア』を手に入れる。

「こんにちはー…って…何ですか、この惨状」
…謎のモーグリが現れる。
アホ毛が2本立っているリュックサックを背負ったモーグリ。

「あなたは…?」
「私は愛!!旅をしているモーグリです!何があったんだか私には解んないけど…
 アイテムのセット販売をしてるんです!何か買いませんか!」
金の針、ハイポーション、エーテルを購入。

「毎度っ!!」
謎のモーグリ、愛はご機嫌な様子でまたどこかへ旅立っていった。
モーグリはどこか、人間社会とは密接なようでいて、かけ離れたところにいるような気がする。


「……これで、戦闘の準備は整ったね」
「万全と言えるものがあるのか解らないけど…いよいよ王城内部よ。準備はいい…?」

「………うん!」
「うん!」




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