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チラシの裏 3枚目
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こうしてやってきた狩猟祭当日。
門の上にスタンバイするはドリルと真。
「ここからだとよく見えますね、姫様!」
「そうだね…美希ちゃんはどこかな」
「アイツなんかより、ビビ殿を応援しましょうよ、ビビ殿を!」
「もう疑いは晴れたでしょ…?美希ちゃんにも優しくしてあげてね」
「いえ!それでも姫様を危険に晒したことも事実!ここはボクはビビ殿の応援に回らせていただきます!!」
飛びあがり、拳を振り上げ応援を始める真。
ドリルは美希の方を向き、声援を送る。
「美希ちゃーん、頑張って!!」
開始。
狩猟祭の間は街中にモンスターが一斉に駆け回っており…
それを倒すと、種族ごとに決められたポイントが加算される。
そのポイントを選手ごとに競うというのがルール。
モンスターが駆け回るのは、商業街、工業街、劇場街。
なるべく無駄なくすべてを回り、短時間でそれらを倒し点を稼ぐのだ。
「さて…行こっかな」
街中の公的移動手段、エアキャブを降り
美希は商業街からスタート。
「いた…ファング!」
魔の森でも戦った、狼のような茶色のモンスター。
脚の速さでは決して負けることはない。
追いかけっこをするまでもなく追いつき…
新武器『エクスプローダ』を両手で、ぐるりぐるりと頭上で回転させ…
一撃。
「やっぱり盗賊刀は違うねー!」
盗賊刀は持ち手部分を中心として前後に刃のついた、カヌーのオールのような形をした上下対称の剣。
その長さは美希の身長を軽々と超える。
「あ、トリックスパロー!!」
空を悠々と飛びまわるはこの辺ではよく見られる
青い鳥のモンスター、トリックスパロー。
回転を速め…
「はぁあ!!!」
ブーメランのように回し、トリックスパローを3体まとめて両断。
手元に戻ってきたそれを
「いやああああああああああ!!」
見物席のドリルが目を伏せ叫ぶ中、中心の持ち手部分をごく普通にキャッチ。
「心配させちゃったー?」
「もうっ、美希ちゃんたら何であんな危なっかしい武器…」
「あ…」
立ち上がれば小児ほどの大きさになる、リスのようでふさふさと可愛らしいモンスターのムーが3匹。
「『ランブルラッシュ』!!」
跳躍し、エクスプローダで次々に切り裂き、飛んでトリックスパローを一撃。
「ううう…!美希の奴!!」
「真ちゃんも見てるんじゃない」
「商業街はこれくらいかなー?」
エアキャブ発着場へ戻り、劇場街へ。
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