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チラシの裏 3枚目
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「…黒のワルツめ…アレクサンドリアの名を騙るとは何という…!!
一体何人いるんだ…!!」
「今ので終わりだって思うな」
リンドブルム領に入ったカーゴシップの中で、美希は真に。
「…」
雪歩はあの言葉の真偽がわかっていた。
「何!? …何でそうと言い切れる!…さては美希、お前!」
「違うよ! ミキが氷の洞窟で倒したのが1号
カーゴシップ発着場で一緒に戦ったのが2号
今カーゴシップ上で戦ったのが3号…だよね
3人倒したからおしまい。だって『ワルツ』だもん」
「…?」
「まこっさんダンス得意そうだと思ったんだけどなー…」
「………な、何だここは…」
そこは巨大な建造物の塊。
視界の下から上まで、びっしりと建物が一つのあまりにも巨大な塔のように連なっている。
そこを行き交うは大小様々な沢山の飛空艇。
真は呆然と口を開けていることしか出来ない。
ビビも初めてだが、それどころではない。
「…何って…リンドブルムだよ、来たことないの…?」
「美希ちゃん、リンドブルムの景観には一度来た人も絶対驚くと思う…」
飛空艇大国リンドブルム。
高い山の上に更に大きな町を、塔のように連ねた国。
国の中心リンドブルム城はそんな巨大な都市の、高い高い頂点から霧の下の海に面した最下層までをぎっちりと貫いていることになる。
「さてと…それじゃ城につけるよ」
「お前、自分の立場が…そうか、自首するつもりか!」
巨大なリンドブルム城内の整備用ドック。
橋につけ、カーゴシップを降りると兵士が取り囲んだ。
槍を手にし、三角の兜とダボっとした鎧に身を包んだリンドブルム兵達だ。
「お前達!何者だ!!無断でこの城に侵入する者は…」
「ぶ、無礼な!我々は…」
「待ってください」
言葉をさえぎったのは、ドリル…いや、アレクサンドリア王女雪歩だった。
「………私は、アレクサンドリア王女の雪歩と申します」
「な、何!?でたらめを言うな!こんな服装をした…」
「証拠ならここに。」
胸元の、アレクサンドリアの国宝『銀のペンダント』を見せる雪歩。
「!? …しっ、失礼致しました!! …少々お待ちください」
暫くして現れたのはリンドブルムの大臣オルベルタ。
「…おお、これはこれは…雪歩様…
兵達のこのような振る舞い、申し訳ありませんでした」
「いえ…今のこの状況で私と気づけと言う方が無茶なものですから…」
「王への面会をお願いしたいのですが…」
「…畏まりました。こちらへ」
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