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チラシの裏 3枚目
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より強力になったサンダラが全員を襲う。
雷が雨あられと降り注ぎ、高圧電流が網のようにカーゴシップを駆け巡る。
「うあああああああ!!」
「きゃああああ!!」
「う…」
何とか耐えることには成功するものの…
この戦いにドリルはいない。回復役が存在しないのだ。
「……あ…」
激しい痛みと、痺れ。
「さぁもう一度だ!!」
杖を空に掲げ、雷のエネルギーを凝縮させ始めた。
だが。
「はぁぁああああ!!」
ここで美希もトランス。
「…何!」
「『タイダルフレイム』!!」
またも、己の脳裏によぎった言葉を叫ぶ。
すると、美希の周囲を巨大な炎が回り始め……
「行けぇぇえええ!!」
ミスリルダガーを自分の向いている方向…3号のいる方向へ向けると、
炎は巨大化……一列に、巨大な炎の壁となって3号を襲った。
「…『ブリザド』!!」
しかし雷特化の彼ではこれを消すほどの冷気を発することは出来なかった…
「くぁぁああああ!!」
高く飛んだその高度まで炎に焼かれ、甲板に落下してしまう。
「『サンダー』!」
「『ブリザド』!!」
そこに再びビビの追撃。
二連族の魔法により、全身に電流が走り、氷の刃が食い込む。
「貴様ら…………!?」
3号が膝をつく。
これでもまだ倒すには早かったようだ。
「………私が…手加減していれば……いい気になりおって」
「…まだ戦うつもりなの」
3号のローブの各所から火花。
体勢を直すと…
「当然だ…
我の存在価値は勝ち続けることのみ!!」
3号が強力なオーラに包まれ始めた。
「我の存在理由ハ勝ち続けルコトのミ!!
我ノ存在理由ハ勝ち続けるコトノミ!!
我ノ存在理由ハ勝チ続ケルコトノミ!!!」
そしてカーゴシップから飛び立っていった。
「…?」
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