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チラシの裏 3枚目
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「………………。」
夕方のハンターベース。
…そろそろだ。ベッドから起き上がり、シャワーを浴びる。
…そしてスーツ、続けてアーマーを着、髪を束ね、部屋を出て歩き始める。
ドップラー軍との戦いからもう1年半が経過した。
自分が居ない間に、エックスとゼロと…
あの時の研修生オペレーター・『アイリス』はまた一つ事件を解決したらしい。
ラグズランド島での、ベルカナと呼ばれる女性科学者との対決だったという…
『イレイズ事件』。
シグマはその事件で復活してしまったといわれているが…
…今はとりあえずは平和。
もう平和を守るのはイレギュラーハンターだけじゃない。レプリフォースもいるのだ。
それはそうと…。ハンターに就職することとなった彼女は挨拶をすべくエックスの帰りを待っていた。
この日もハンターベースは多忙。イレギュラーは尽きることがないからだ。
もうそろそろ帰ってくるだろうか?
ロビーで待っていると…来た。
「エックス?」
「…ああ、オペレーターか。また遊びに来ていたのかい?」
疲れた様子のエックスが歩いてきた。
「…私ね、明日からイレギュラーハンターの正規オペレーターをすることになったの。
今日は…、その挨拶。」
「へぇ…そうなんだ」
「…あら。ゼロは?」
「ああ。ゼロ?ゼロならアイリスと一緒にいるはずだけど。」
会話に耳を傾けてみる。
「新しいビームサーベルなの?それ…」
窓際に座り、アイリスがゼロの隣で話している。
「ああ。ゼットセイバーだ。
ビームサーベルと比べ軽量で扱いやすい。威力は格段に落ちるが…これで思うとおり動ける」
「で、でも凄く危険そう…」
「オペレーターのお前が心配しなくてもいい。」
セイバーを収めてゼロが言う。
アイリスは実の所新しい剣など眼中にない。うっとりとゼロを見つめていた。
…それにしても目立つ部分がある。
「アイリス…あの子、なんだか成長したわね」
「そうだね。落ち着きが出てきて。彼女無しではイレイズ事件は辛かっただろうね」
「…いえ…そうじゃなくてね。…やっぱりゼロは女の敵ねって話」
オペレーターの視線はアイリスの胸部だった。それが何を意味するか、彼女には想像がつく。
「…そうかなぁ。」
「私にとっては十分イレギュラーよ」
「そうそう、話を戻すけど、担当は出来れば………。」
「ああ。新しい子を担当してくれよ。君に担当してもらえば俺も確かに安定はするけど、一人で大丈夫だし。
君のオペレーションの腕で、新しいハンター達を育ててあげてくれ!」
にこやかにエックスは去っていった。
「…………」
続けてケイン博士の元へ。
…以前から気になっていた事を相談するためだ。
「…おお。君か………」
生命維持装置の繋がるケイン博士のベッド。
「ケイン博士、お久しぶりです」
「……ハンターへの就職が決まったそうじゃね…おめでとう……」
「……いえ。 …少し、お聞きしたいことがあってお伺いしました」
「…エックスの、事かね。」
ケイン博士には解っていた。
「……ロックマン・エックス。」
その単語にケインがニヤリとする。
「…カウンターハンターのサーゲスが使っていた言葉ですよね。
…心当たり、在りませんか」
「…君は、全てを知りたいのか」
「………はい。」
「よいだろう………
私も、もう長くない………君に、昔話をしよう。私の知る…エックスのこと…。 そして、シグマとゼロの事を、な」
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