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チラシの裏 3枚目
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「……」
言葉が出ない。
チョコボ動力で動かした機械で
人形に命を吹き込み、大量にどこかへと運ばれるその光景には。
「それにしてもだなー」
「!!」
奥から話し声が近づいてくる。
この工場を動かすダリの大人達なのだろう。
「えっと何処かに…隠れることは… あ!」
ちょうど、空いた箱を発見…美希とドリルが中に入る。
「ボクは…えっと…えっと……」
小さな箱の中に入る。
「いつまでこんなことを続けていればいいんだろ?」
「国の命令だし止める訳にもいかないだろうよ
それにほら、この仕事結構カネ貰えるし」
「……とはいっても…」
「見てて気持ちいいものじゃない、か?…まぁ、そういうもんだよな」
「…国の………そんな…」
ドリルは…王女雪歩は、アレクサンドリアの事実に喉が詰まる。
「……後で聞いたことはミキが教えるから」
「!!!! あ、当た…」
狭い箱の中でドリルの口を塞ぎ、体を密着させる美希。
ドリルの顔がどんどん熱くなって行くのが解る。
「さて。それじゃ運ぶぞー」
「おう…」
「!?」
箱が持ち上げられ…
「……!」
二人の男に担がれ、どこかへ運ばれていく。
ビビの箱も。
「あ。コーヒーおいしい…ってだから!!
次にカーゴシップが来る時刻を教えてくれないか!
さもなくばこの村を一時的に国が接収することになる!」
「ほほう…そしてどうする気じゃ」
遡ること10分。
真は、見張り山の爺さん相手に粘り強くカーゴシップの時間を聞いていた。
「それは… …次の時刻を言うように命令する!」
…ゆったりとした時間の中で暮らす彼と、命令、規則の中で生きてきた真。
両者の間には、確たる差があった。
…見ている世界が、違うほどの。
「そんな一本調子では、ままならぬことも多かろう」
「ままなろうとなかろうと、それが正しいことだろう!?」
「…ならば、お前さんは正しいかどうか、判断できるというのだね」
「正しいことかどうか位誰にだってわかる!」
「ふぉっふぉっふぉ…青臭く真っ直ぐ…全く少年そのものじゃな」
「いやボクは…ってだから!!そんなことより時刻を」
「…ああ。そうさの、もうとっくに来ておる
積み込みも始まっておる時間じゃ」
「何故もっと早く言わないんだ!! …ってああ、有難うお爺さん!」
重い鎧は早いペースでガシャリガシャリと音を立てながら去っていった。
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