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チラシの裏 3枚目

904im@s fantasy9 第一章 第十話 2/3:2009/11/26(木) 03:59:29 ID:RkMiy76o0
「……きれいな歌だね」
「そう、かな……」
「…! 結構普通の喋り方も板についてきてる!思った以上だね!」


「……二重に褒められちゃった…」
舌を出して恥ずかしがる雪歩に…
「雪歩ー!」
思わず美希は飛びかかるが…


「きゃ!?」
避けられて柵に激突。
「あいたたた…」
「も、申し訳ありません…。」


「…いや、いーよ …それで
 今まこっさんがカーゴシップの話をしに行ってるからもうすぐ出発だね
 ビビを呼びにいこ?」
「うん」


先ほどの場所にいるはず。
そう思い、チョコボの声が聞こえた場所へ向かうが…


「……いないね」
「さっきはここにいたんだけどなぁ…」
他の場所に当たろうかと思った時。


「美希お姉ちゃーん…ドリル姉ちゃーん…」
「ビビ!?」

どこからかビビの声。
きょろきょろと見回すと……


チョコボの声も。…そこで気づいた。
地面から突き出す、パイプの中からであると。

「ビビ!そこにいるの!?」
拳程度の狭さのパイプに向かって声を。

「うん…何か、男の人達に突然捕まっちゃって狭い場所に入れられて、運ばれて…ここがどこなのかもわからないんだ」
「そこは多分村の土の下…地下だよ!!
 ミキとドリルで行くから待ってて、ビビ!」
「ビビ君、今行くからねー!」


地面を掘る道具はない。
「風車小屋に、大人たちが入っていく地下通路を見たの!
 そこから地下にいけるかも知れない…」
ドリルと共に、美希は風車小屋の地下へ。




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