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チラシの裏 3枚目
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各自単独行動中。
「…みんな、どこにいるかな」
美希は目覚め、宿屋から出てみる。
「…ちょっと装備でも買ってみようかな」
雑貨、武具屋へ。
「あのね、この村はその…どういうものが名産品なの、かな?」
「そうねぇ、この村となると野菜くらいしかないのだけど…最近大人たちが何かやってるみたいなのよ
この町今はおじいちゃんおばあちゃんと子供しかいないのよ…大人は宿屋のおじさん一人だけ…」
店番をしている少女と、対等に少女として話そうと頑張っているドリルの姿が。
「へぇー、がんばってるねドリル」
肩に顎を乗っけて至近距離で耳うち。
「ひゃああ!?」
「その調子その調子、頑張って!」
「あ…はい!…じゃなくって、うん!」
「あ。これとこれとこれ、買っといてね」
微笑ましいやり取りを後に、次の場所へ。
「えーっと…次は…あ!」
石垣に身を乗り出しているビビ。
「…どーしたの?ビビ。…好みの子は見つかった?」
「ええ!?美希姉ちゃん、ボクそういうつもりじゃ…」
「ビビくらいの子がここには沢山いるのになー。勿体無いよ」
「…ねえ美希姉ちゃん、何か声が聞こえない?」
「声って…? ……」
耳を済ましてみる。
…クェー、という鳴き声。
「…ビビ、知らないの?これはチョコボっていうんだよ」
「チョコボ?」
「ミキみたいな毛並みの鳥なの。けど……姿が全く見えないね どこにいるのかな」
「…うーん……」
謎のチョコボの声をかすかに聞きながら…今度は酒場に。
「何だい?うちは準備で忙しいんだよ」
「失礼致す、この町のカーゴシップのことについて…」
「カーゴシップのことなら見張り山の爺さんに聞いとくれ」
「………ご協力感謝する」
真が半ば邪魔にされながら、店から出て行くところだった。
「…カーゴシップについて聞くの?」
「どうやら今は運行してないみたいだ。ボクは見張り山へ向かうが…美希。お前は姫様に変な真似をするなよ」
「はいはい…」
真が畑から村の外へ出て行くのを見届けると…
…また何かが聞こえてきた。チョコボの声…いや、もっと美しい音色。
「…歌…?」
「らーーらららー らららららら ららららららー らーら ららら…♪」
宿屋の方へ戻ると……
「…雪……ドリル」
宿屋の前で涼やかな歌声を響かせるドリルの姿があった。
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