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チラシの裏 3枚目

898im@s fantasy9 第一章 第七話 2/2:2009/11/25(水) 03:08:51 ID:aT9CEP/c0
可愛らしい陸上モンスター『ムー』、ゴブリンなどと数回戦闘になりながら
壁の如くそそり立つに山に差し掛かる。
これが目的地。
「さ。これを使って高地まで行くの」


きらきらと光が反射する…色とりどりの氷の塊が水晶のように顔を覗かせる美しい洞窟。
「『氷の洞窟』…聞いたことがあります」

「ボクも聞いたよ。ここを通ると霧の上に出られるっておじいちゃんから」
「おおー、ビビ殿のおじいちゃんは博識ですね」
「…もう、この世界にはいないんだけどね…」
「……申し訳ない」


「…何だか暗くなっちゃったね。せっかくキレイな場所だし、
 さ。一緒に行こうか雪歩王女♪」
さりげなく肩に手を回し、美希は雪歩と共に洞窟の中へ。
「こらああああ!!!」
真も、ビビを担いでそれを追う。



「真さん、確かそこから漏れ出してる煙に触れるのは危ないんだ。
 …『霧』だから。モンスターがかぎつけるんだ…」
「承知いたしました …お前、聞いていたか?」
「お前じゃないよミキなの。 …霧に触れるのはダメ、ね。わかったのー」


氷の洞窟には黄色いゼリー状モンスター『プリン』や
モンスターの盗賊『ケーブインプ』との対決。

それに加えビビの話によれば霧に触れると凶悪なモンスター、
『ワイアード』が現れるという。

所々、氷の柱や氷の壁をビビのファイアで溶かしたり倒したりしながら進むことに。
長い洞窟の道のりの末、氷漬けのモーグリを救出したりなどしながら…
いよいよ最深部が近づいてきた。

「…な、なんだか更に寒くなってきました…」
「ここに住んでいるモーグリが氷漬けになるくらいだからね…
 ……何か風も強いし…う……う…」
「あふぅ」


なんと真っ先に美希がダウン…倒れ、眠ってしまった。
「…何か美希ちゃんの髪の毛あったかそう…」
その傍らで雪歩もダウン。

「ひ、姫様…奴に…近づいては…」
真もダウン。


「…ボクもなんだか…」
ビビも。

全員が眠ってしまい…このまま、吹雪の餌食に…
そう思われた時。


チリン、チリン…
「…?」
ベルの音。
「…ん…う…あったかい… ……わ!?」

雪歩の隣で美希は目を覚ます。


「……みんな、起きて!……起きてーーー!!」
…しかし…皆目を覚ますことはなく。


「…体はまだ…あったかい…
 …ミキだけでも、先を見てこなきゃ」
前から吹く風も多少弱まった様子。

美希は氷の道を更に奥へ進むと…
「………わぁぁ…」
大きく開けた空間…そして、滝。
遥か上部からは光が漏れ出している…出口のようだ。


しかし滝は凍っている。…明らかに異常事態と見える。
…一体何が…そう思っていると。

「!」
『突然』上から大きな氷の塊が落下。
ぐるりと側転、回避…
もう一度滝に目をやるとそこには…


赤い魔道衣に身を包んだ…三角帽子の男。

不自然な氷の落下。これは恐らく…
「『ブリザド』… …黒魔法の使い手!」




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