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チラシの裏 3枚目

889im@s fantasy9 第一章 第四話 2/3:2009/11/24(火) 01:44:34 ID:pjKpQq.E0
「…ああ……賊を止められなかった挙句モンスターに捕まり逃げられてしまうとは…」
「…仕方ないよ。助け出す手段を探そう 一旦体勢を立て直すの」

激しい怒りをあらわにした割に、美希は冷静だった。
「…お前に言われたくはない…」



「ボクもごめん、魔法が怖くて使えなかった…
 …そうだ フリーエナジーって言ったね?」
ビビが美希に言う。

「…うん」
「僕たちが使ってる魔法の名前と全然違うんだ…
 名前の形式が全然違うし、動作も別。…多分、魔法とは別の力だと思うよ」

「…激しい感情により体が変化し、特殊な能力を扱えるようになる
 ……もしかすると、『選ばれし者』のみが使える『トランス』かもしれないな」


「…」
美希は自分の中に眠る力より、雪歩のこと。…先へ進み、雪歩奪還へ動き出そうとした時…

…背後に大きな影。
「わぁっ!!」
芝居中に巻き込まれてやってきた子供、ビビがプリゾンケージに捕らわれてしまった。


「…さっきのとは別個体みたいだ!」
「とにかく倒さなきゃ!」


2体目のプリゾンケージとの対決。
しかし…幸運にも、雪歩と違いビビの意識ははっきりしている。

「ね、何か抵抗できる!?」
「え!?」

「…そういえば舞台の上で見せたファイア!アレを使えば…!」


「う、うん!やってみる!」
相手は植物。


「はぁあああああ!」
真は垂直に剣を構え、一直線に駆け飛びあがり…
「ふん!!」
鎧の重みも加わった重さを乗せた強烈な一撃。
「はっ!!」
美希は一瞬のうちに懐に飛び込みメイジマッシャーで横に一直線の斬撃。

「ファイア!!」
ビビは内部から、厚い皮で出来た壁を魔法で燃やし攻撃。



「う!!」
美希への、右からの蔦攻撃。
「く…」
真への、左からの蔦攻撃。

腕のような蔦を鞭のように使った攻撃…リーチが長く避けづらい。

しかし…攻撃はそう痛くはない。


「怯むな、行くぞおおおお!」
真はもう一度飛びあがり、剣を振り下ろす。
「もう少し!」
美希はメイジマッシャーで攻撃

「ファイア!!」
ビビの2度目のファイアがプリゾンケージを焼いた時…



「ギィィィィィイイイイ…」
プリゾンケージが倒れた。


「うおぉ…!?」
強力なガスを発生させて。


「危ない…!!」
美希は素早い脚で離れて回避するも、他2人はそうはいかず…
「あ…!!!」
真はガスによって全身の動きを麻痺させられた上、催眠作用で気絶、
ビビは謎の激痛でそのまま気絶…
「二人とも!!」
幸い、真は命に関わるものではなかったため、問題はなかったが…
ビビはただごとではない。

「………」
二人を放って雪歩を助けに行くわけにはいかず。
美希はビビを担ぎ、真を引きずり…プリマビスタへ戻るのだった。




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