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チラシの裏 3枚目
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ボムが爆発したとはいえ、劇場艇はその後暫く飛行を続け…
アレクサンドリア都市部を抜け、周辺の台地から下の大地へ…そこで墜落。
たどり着いたのは鬱蒼とした暗い暗い森の中だった。
「…この森に落ちて生きて帰ってきた奴はいない…大変なところに落ちたものね」
そこは『霧の大陸』最大の危険区域
アレクサンドリアの遥か下に生い茂る…『魔の森』だった。
「……ここは…」
美希は劇場艇から間一髪飛び降り、且つ無傷。
辺りの探索を始めているのだった。
「…?」
遠くから叫び声が聞こえたような気がして、大きな水溜りを超えて行くと…
「!」
そこには腰を抜かしたビビ…と、剣を構えた真
そして…
巨大植物『プリゾンケージ』。
たまねぎのようなまんまるとした体に、大きな口が開き…
二本の長い触手を持ち、頭の上に厚い皮のようなものが丸くなり…
雪歩を閉じ込めている。
「…雪歩!?」
「姫様ー!!」
「おねえちゃん…」
雪歩は気を失っていて反応も出来ない。
「…く、くそぅ…」
「離せえええええええええ!!」
「!?」
真が驚くほどの気迫を発し、美希はメイジマッシャーでプリゾンケージに斬りかかると…
「キャォウウウ!」
「はぁぁあああ!!」
突然体が発光…
たちまち、大きな大きな光に包まれ…
「…!?」
髪が茶色に変化、服が一気に脱げ、代わりに体毛が体を覆う獣人へと変化した。
「…な、なんだよそれは…!?」
「何か力が沸いてくるみたいなの 凄く頭も冴えてるし…
魔法も使える気がする! コイツを倒すよ!」
すると美希は突然頭に浮かんだ言葉を発する。
「『フリーエナジー』!!」
その瞬間、手をかざした対象…プリゾンケージの体が妙な文字を浮かべ爆発。
「今なの!」
「あ、ああ!!」
真は剣を振りかぶり、怯んだプリゾンケージに一撃。
「キ、キュイイイイイ!!!」
…しかし、プリゾンケージはそのまま逃げていってしまった。
「待て…!!」
「雪歩様を返せ!!」
しかし美希の体はいつの間にか元に戻り…
追いかけられない距離まで逃げられていた。
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