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チラシの裏 3枚目
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「誘拐してくれ、って…そんなあべこべなの…」
「お願いします…」
その目つきは至って真剣であり…
国始まって以来の美姫に手を握られたこともあり、美希はしどろもどろ。
「姫様ー!こちらですかー!」
聞こえてきた声はプルート隊隊長、真のもの。
「…追っ手が来たようです」
「何か訳アリみたいだね、それじゃ…… よし、ここは一つミキに任せて」
膝を突き、美希はお姫様を見上げると…
「それでは王女様…
これより、私めがあなたを誘拐させて頂きます」
照れ隠しに顔を10度傾けウインク。
丁寧な口調で、両者合意の下の誘拐を始めるのだった。
…長い長い、運命が…ここに始まりを告げる。
「こっちに来て、美希ちゃん!」
「ひゃああああああ!?」
現れた涼に怯える雪歩。
「…一瞬で涼の性別がバレるなんて…何てお姫様なの」
涼に招かれるままに作戦会議室へ。
テーブルをどかすとそこには下階への穴。
「こんなこともあろうかと、こういう抜け道を作っておいたの」
3人が落下。
「こっちです、隊長!」
それから数秒の後にプルート隊隊長と隊員が到着。
「うむ、君から先に行ってくれ!」
真隊長が部下を先に穴へ向かわせると…
「あ」
穴に突っかかり通れなくなってしまい。
「…す、すみませぇーん、通れないみたいですー!」
「何やってんだよ!! …仕方ない、ボクはあっちから回る、君は何とか通ってみろ!」
結果、大きなタイムロスに。
「…ククック…」
しかし到着は意外に早く、
地下動力室へ向かおうとする彼らの前からは隊長、後ろから隊員…はさみ打ちに。
「いい連携プレイだ!プルート隊始まって以来の活躍だぞ!」
しかし、傍目に寂しいことを言っている真の感動は一瞬のことだった。
「おっと、隊長さん、この先には行かせられないわね」
「な!?」
隊長に剣を向ける隊員…そう。
隊員は伊織の変装。
「お、お前ら…!!」
「お姫様をお守りするのはミキたちなの!」
美希、涼、伊織。
3人がかりでの戦いが始まるが…
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