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チラシの裏 3枚目
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体は鍛えているため、女兵1人や2人には負けぬ力を持つ真だが…
千早隊長との差はまさに大人を前にした赤子。
隊としての働きで負けるわけにはいかないのである。…負けているが。
千早の部下達に聞き込み、自身の部下達を集めたりしながら
塔の螺旋階段を登った先で…
「げぇええっ!?雪歩様ーーー!?」
隣の塔で美希に追い回されている探し人を発見するのだった。
「………」
雪歩は塔の縁に立ち…不敵な笑みを浮かべ美希を見ている。
「ちょっ、お姫様!?危ないよ、こっちに来て!!」
美希は安全のためにも雪歩王女を捕まえるタイミングを見計らっていると…
「うわあああああああああああ!?」
「ああああああああああ!!」
「やっほー♪」
雪歩はなんと塔から飛び降りてしまった。
「…!?」
真と美希が下に目をやると、旗を掲げるロープを使いターザンのように夜空を飛ぶ雪歩の姿が。
「あぁ、結構こういうのも楽しいかも…」
「雪歩さまーーーー!!」
「なんて無茶するの…」
美希も負けじとロープに捕まり、雪歩と空中の追いかけっこをスタート。
真隊長も負けじとロープに掴まるが…
「わあああああああ!!?」
見事に反対側の塔に激突。
雪歩は劇場艇のテント屋根にぼよんと着地、劇場艇内に落下。
美希もそれを追って劇場艇内へ。
「…ここに追い込めば後は美希たちの勝ちだね」
「きゃ!」
「わあ!」
「ほへ!?」
「どわぁ!!」
「あぁん…」
「ごめんなさいぃ…」
楽団員たちと、化粧中の菜緒を突き飛ばして劇場艇の下のフロアへ逃げていった。
「美希!今の子何!?めちゃくちゃじゃない…」
「ああ、お姉ちゃん、今の子が雪歩王女なの!」
「ええ!?」
階段を下りると、そこは仮面を被った律子と戦った部屋。
律子が出てきた階段から降りると…そこには逃げるのをやめた雪歩が。
「……やっと観念する気になったね、雪歩様」
「…あなたはもしかして劇場艇の方でしょうか」
雪歩は美希の方を向き直る。
「ご存知かもしれませんが…」
フードを取ると、さらふわの髪の毛。
「アレクサンドリア王女の雪歩です」
「あなたを見込んでの、頼みがあります」
すると…雪歩は美希の手を取り、その一言を。
その一言が…世界の命運を決めることになるとは、美希も知らずに。
「私を誘拐してください!! いま、すぐ!」
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