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チラシの裏 3枚目
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ドップラー研究所の上層。厳重なセンサーによる警備が強いられ、
いよいよもってドップラーが近づいてきたことを確認する。
扉を潜った先は9つのカプセルが待ち受ける。そのうちの一つはアイテムカプセルだ。
残り8つが一体何を意味するかは…容易に想像がついた。
復活した8人のレプリロイドをそれぞれに対応した武器で制し、
エックスはいよいよもってドップラーの前まで来た。
「…究極のレプリロイドボディ…ドップラーがそんなものを」
「…ドップラーは戦闘用レプリロイドではない。
だから、ドップラー自らが使うためにそれを作っていると…思っていた。
だが…どうやらそれは間違いらしい。
ドップラーは…誰かに命令されそれを作らされているらしいのだ。」
「…ようこそ、エックス君。我が側近を倒しここまで来るとは…流石だな」
研究所の最深部。背後に巨大な謎の装置の見える部屋に、彼はいた。
「ドップラー……!」
「エックス君。君のその力は実に素晴らしい…
どうだね…」
ありきたりな台詞をエックスに投げかける。
「私の元で動く気はないかね?
私の右腕となって、…我らと共に『シグマ様の下で』世界を平和へ導こうではないか」
そう。ドップラーにボディを作らせていたのは他でもない。
シグマだったのだ。
「黙れ。お前も、シグマの計画も…ここまでだ!」
「フン…ならばお前には消えてもらう他ないな…
さらばだ、エックス!シグマ様のボディパーツとなるがいい!」
白衣を脱ぎ捨て、ドップラーが自らを改造し作った戦闘用ボディを露にした。
「食らいたまえ!」
指から大きな電撃球を生成、エックスに向かい飛ばしてくる。
1発、2発、3発。
単純な軌道のその攻撃の回避は容易。
続けて空へ飛び上がるドップラー。腕から高熱のバリアを生成し、エックスに向かい突進してくる。
軽々と回避しチャージショットを撃つ。
最早敵ではない。降りてきたタイミングでもう一度クロスチャージを放つ。だが…
「ははははは、甘いぞエックス!」
緑色の何かを両腕の間に作り出し、クロスチャージを吸収する。
「さぁ私の番だ!」
ダメージがみるみる塞がっていく。
「私の回復力と君の戦闘力、どちらが持つか…いい勝負になりそうだよエックス君」
攻撃されては回復され。戦いは長引くがドップラーは一撃たりとも食らわせることなどできず。
ドップラーはクロスチャージの前に敗れていったのだった。
体がスクラップと化したドップラーは呟く。
「…よくぞ…私を倒してくれた、エックス君」
「………正気が戻ったんですかドップラー博士!」
戻ってきたドップラー博士に対し敬語に戻るエックス。
「君にも、ゼロにも、部下達にも、招待客にも、世界中にも…私は大変なことをしでかしてしまった…。」
だが謝罪より聞きたいことがある。それはドップラーもわかっていた。
「……シグマは……悪性のコンピュータ・ウイルス…『シグマウイルス』なのだよ。
奴は…私に作らせたボディで…世界を襲うつもりだ…」
「そのボディは一体どこに!」
「アレは…地下ある。…頼む、エックス君……シグマの手に渡る前に…」
「はい……。解りました!」
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