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チラシの裏 3枚目

87俺的アレンジの入ったロックマンX3 12話後半:2009/04/08(水) 00:09:34
「そう来なくっちゃあ面白くねぇな…エックス!」

ライドアーマーの残骸の中でVAVAが立っていた。パワーアップ後の前回も戦った相手だ。


「食らいな!」
エックスの体を飛び越すと同時に彼の膝から何かが飛び出る。
床へ衝突すると同時にそれは渦巻く炎の柱となって走り、壁まで追い続ける。
「速い…!」

そう。本気を出したVAVAは自分の武器を改造していた。
本来なら在り得ないほどの速度で走る炎にエックスは包まれた。
「うぁあああ…!」

「そらそら!!」
空中から指のバルカンを放ち、エックスを狙う。
絶えず走ることでこれを回避し、VAVAへスピニングブレードを当てる。
回転する刃が今度はVAVA自身を襲う。

「少し黙ってな!」
跳びあがり肩から強化された拘束弾が散らばる。
「動けない……!」

そしてまた炎の柱でエックスを包む。VAVAは思わず笑みを浮かべる。
「うううぅうっ…!」


そしてVAVAはまた空を飛び、バルカンを見舞おうとする。
だが…エックスはこのときを待っていた。

「チャージ・スピニングブレード!」

バスターから棒を射出、先端から巨大なチェーンソーが生成される。
「ま、まさかお前…!!」
「食らええええええええ!」

刃がエックスの周囲をぐるりと回転し…
軌道上にあるVAVAの股から左肩までを深く深く斬る。
「ぐあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」


そのまま落ちてきたところに…
「チャージ・ドリルファング!」
エックスの腕そのものがドリルに変化し…
VAVAにそのまま突進していく。
「エックス、キサマアアアアアアアアアアアア!!!!」
スピニングブレードによりバッサリ斬られた傷をドリルで広げる。
VAVAの体全体にヒビが広がり、砕け始める。

VAVAは最早動けないまでになっていた。
エックスは右腕の螺旋状のチャージショットをVAVAに当てる。
だが…VAVAも諦めない。

肩に大量のエネルギーをチャージし……痛みに体を引き裂かれそうになりながら
エックスを焼き殺す準備をしていたのだ。

「これで最後だ!!」

二人が声を合わせる。
エックスはVAVAへ跳びかかり、その右肩の砲身へとバスターの口を合わせる。
VAVAもそんなエックスのバスターの口へと砲身を向ける。
そして…

「うぉおおおおおおおおお!」


VAVAは肩を中心に円形に、胸までが大きく奪われる形となった。
原型を留めていない、かつてないまでの酷いやられ様。
機能そのものが停止しそうになりながら。
「これで…終わりと思うな……」

エックスは腕を下ろす。

「お前を殺すまで、俺は地獄から…何度でも…」


エックスは黙って見つめる。

「よ…み…が…え…っ…て」



「…………や……………る……………」

ぴくりとも動かず。静かにVAVAの体に火がついた。




「…レプリロイドの特殊能力を…ですか?」
「うむ。どうやらドップラーは、それを集めて
 『究極の戦闘用レプリロイドボディ』を作ろうとしているらしいのじゃ」
「究極のボディ…!?」




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