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チラシの裏 3枚目
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「名残惜しいが…いくとするかね」
長老は重い腰をあげます。
「……長老、ちょっと私もう少し旅していいですか?
…指輪を、誰にも手の届かないところに捨てて行きたいんです」
長老は……頷きます。
「うん。いいねぇ…どんどんやってくれたまえ!」
…その時、異論を唱える者が。
「ちょっと!!黒い指輪はまだしも、戦士の指輪は私から預かったものでしょ!?
勝手に捨てられたら困っちゃうわ!」
…続けて千早。
「私も指輪が少し欲しいわ高槻さん…私のいた海に似た、青の」
そしてあずさ。
「やよいちゃん、一応黒井の所に指輪返した方がいいかもしれないわねー」
まだ続きます。律子が。
「後、あの変態なディスペア所長の所にも返した方がいいかもね」
「あ、私律子さんとの婚約指輪に欲しいです」
「ピヨ、ハニーはミキのものだよ!?」
「いつの間にか私新ハニーなの!?」
「ダーリンって呼んでもいいよ律子さんハニー」
響。
「いぬ美もああ見えて女の子だから、指輪を渡して少しは女の子らしくしてあげて欲しいさ」
春香が。
「あとやよい、返すと言えば貴音さん…は怖いから…
ムスペルニブルの山の中に捨てておけば貰ってくれるんじゃない?」
「あのぅ、私と春香ちゃんが使えば…」
双海が。
「私達夫婦にもくれないかな」
そして真。
「……じゃ、じゃあボクとあずささんにも…いや、ボクは男じゃないけど」
「で、やよいちゃん。後残った指輪はどれがあるのかしら?」
「黒い指輪だけです。これは……」
「………」
ルージュが見つめています。
「…この黒い指輪を使って、マジックキングダムの地下を封じていたんだよね」
「…は、はい…」
「………この指輪を戻せば、マジックキングダムも安泰かな」
やよいはぽんと手を叩きます。
「あ!」
「…けど、こんな指輪によって平和が守られていたと思うと…怖くなってきちゃった。
平和は、私達で守らなきゃ。 …マジックキングダムの様子を見てくるよ」
「はい!それがいいと思います!!」
そして、指輪は次々に返されてゆきました。
マーグメルにおける、指輪の騒動。
この出来事を前後して、様々な事件が世に起こることとなります。
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