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チラシの裏 3枚目

849サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第四十三話 2/3:2009/11/12(木) 03:26:31 ID:oejNbPa.0
「骸骨同士、仲良く戦いましょうか…」

伊織が対峙するは死せる高等術士、リッチの姿をした指輪。



「はぁぁぁ…」
死の化身とも言って過言ではないリッチ。

デスグリップに、デスタッチ。
…すでに死んでいる伊織には全く効果をなさず。


「草薙の剣!!」
「『ミニオンストライク』!」

世界最強とも言わしめた剣に、大勢のシュライク兵。
リッチを相手に、伊織は優勢を保っていたのでした。


しかし…
「…う…!?」

何かの音が聞こえてきました。『聖歌』。

己の使う技でもありながら、アンデッドである自分にこれほど有効なものもない。
……伊織の体が徐々に崩れ始めてきました。


「伊織ちゃん!!」
雪歩が戦っていた相手のものでした。

「…雪歩」
「私の相手はやよいちゃんと同じモンスターのマリーチ。
 それと、伊織ちゃんの戦ってたリッチに今私達は挟まれた形になってるの
 相手を交代させられたら伊織ちゃんは危険だよね……」

己の目を閉じ、周りに沢山浮かんだ目玉で物を見る天使マリーチ。


「けどマリーチは死者も生者も同時に攻撃することができるの、死の凝視があるから」
「…まずいわね」

「二人で同時に、一人ずつ戦うことにしよう …その方がきっと効率いいよ」
「リッチからの方が余計なことされずに済むわね!」


雪歩は、ファシナトゥールでの戦いで得た『金獅子の剣』、
伊織は昔から持ち続けている『草薙の剣』を構えます。


人間界最強の物質剣と、妖魔界最強の物質剣。
つの最強の剣がそろい、リッチへと向かいます。




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