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チラシの裏 3枚目

846サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第四十二話 2/3:2009/11/12(木) 02:08:46 ID:oejNbPa.0
「君の仲間、IRPOで見たことあるの。
 なんか、髪型ミキに似てるよね」

「…」
言葉は返ってきません。普通のティディとは違い、
指輪の化身だったのですから。



「貫かれろ」
ティディは毛を逆立て、針のようにして投げつけてきました。

「わ…!?」
美希は特殊な盾、ワンダーバングルでそれを防御。

「何をするの!」
盾を構えたままティディへ走り、
『ロコモーションG』。

ティディの体を抱えたまま、後ろへ激しく叩きつけます。
「やぁあああ!!」
それだけでは済まさず、前へ。
「うりゃああああ!!」
また後ろへ。また前へ。


がつりがつりと次々にぶつけますが……
「う…!!」

鋼鉄の如き硬さの毛針が手にびっしり。
「おおお!!!」
ティディは体を広げ、全身を鼓舞。体を大幅に強化した上で


「はっ!!」
美希めがけ爪を振り回しますが…
「…あ!」

それはフェイント。
「うううう…!!」
ティディは体全体でそのまま突進してきました。


「………あ、…ううう…!!」
何をするにも邪魔になるは全身の、針のような毛。


「流石にミキでも、こんなに激しい髪はしてないの」
美希は手からどくどくと血を出したまま、攻撃方法を変えます。


「『集中連射』!!」
美希は本業は陰術ですが、剣術、体術、銃技どれもそこそこには使いこなすことが可能。
…しかしそれ故の、いわゆる器用貧乏。

銃を握るにも剣を握るにも相手を殴るにも『技』に必要な、手が封じられてしまいます。


「それなら…!」
宙へ飛びあがり、空気を蹴ってティディの頭へ向かい叩き付けるように蹴る『三角蹴り』。
「えい!!」
投げ技の基本、相手に触れずして相手を投げる『空気投げ』。


攻撃を封じることは出来た。後は…
「『ダークスフィア』!!」

闇のエネルギー弾をぶつけて攻撃するだけ。

しかし…
「『サイ・リフレクター』」
相手はダークスフィアを跳ね返し、美希へとぶつけてしまいます。

「っきゃあああああああああああ!!」
闇のエネルギーに取り込まれ、身動きが取れないまま四方八方からの高重力で押しつぶされそうになります。
「………サイ・リフレクターの機能は確か…」

術すらも防がれてしまいました。
美希には全体攻撃の術など持ち合わせていません。


………痛みを怖がってはいられないようです。
「腕、持つかな…」
ティディはこちらへ向かってきます。

…的は大きくなりました。
血のしたたる腕で銃を握り、正確に狙いを定め……

「『十字砲火』!!」

ティディの小さな体にはこういうときでなければ当てるのは困難。
頭、腹、左肩、右肩の順に発射…そして
「やあああああ!!」

最後に胸へ発射。
ティディを吹き飛ばすことに成功します。


「………いた、た……」
激痛でその場に、美希は倒れてしまいましたが。




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