したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

チラシの裏 3枚目

84俺的アレンジの入ったロックマンX3 11話終盤:2009/04/07(火) 22:47:08
合体してからヴァジュリーラの言葉がここで初めて出た…。
戦いを終わらせるべく、ヴァジュリーラはまたも腕を使いエックスの頭を掴み…
天井へぶつける。
「うぅううううっ!!!」
…そう、怒りに満ちた声だ。
彼は新しい存在でも神の類などではない。仮面の奥で…マンダレーラの敵を取るべく憎しみを燃やし続けている
ヴァジュリーラそのものでしかないのだ。

…ビートブードの暴走を思い出す。彼は一体どうしてああなったのか?
………憎しみに囚われてしまったのだろう。
その深い憎しみに打たれ、エックスは力を失う。
「エックス…しっかりしてエックス!!」
オペレーターの声も届かない。

そしてまたもヴァジュリーラの眼前へ。
そこに通信が割り込む。
「エックス!!何をためらっている…!」
「…ぜ、ゼロ…」

「ビートブードと戦ったのだろう…
 解っているはずだ!奴らは復讐を遂げようとしている以上に…
 憎しみに囚われた自分をも憎んでいるんだ」
「でも…」

「奴を殺すしかないんだ!…仕方ないことだ!
 例えお前が死んでも、これから奴は次々とお前の仲間を、人間を殺し続ける。
 殺せ!…それしか憎しみを終わらせる手段などありはしない!」
その言葉は何より強かった。ゼロにもまた、守りたい仲間がいるから。

力を振り絞る。
「死ね…エックス…!」
右腕が近づく。

「うぉおおおおお!!」
左腕、右腕とチャージショットを放ち、クロスさせる。
クロスチャージショットの完成。

5つの弾が一列に並び、ヴァジュリーラの体へと当たり…狐の面を貫く。
その瞬間、腕がボトリと落ちる。

「……な……なに…?」
力が入らない。動かぬまま、体の各所から煙が生じ、火花が散る。
…ヴァジュリーラは全ての痛覚を遮断していたのだ。
故に、どれだけ攻撃を食らっても…何も痛みも感じず、自分の傷もわからなかった。
自分が…どれほど憎しみを持っていたかも解らぬまま。
二人の戦士は、地獄へと引きずりこまれていった。


「………すまない、ゼロ」
「いや、いい。先へ急げ。俺は上のフロアで待っているぞ」



ここへ忍び込む前のことだ。
「エックス、ゼロ。お前達が倒してきたレプリロイド達の
 記憶チップを抜き出し、解析してみた結果なのじゃが……
 奴はレプリロイドが持つ『特殊能力』に目をつけているらしい」




掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板