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チラシの裏 3枚目

837サガフロンティア×アイマス クーンやよい編 第三十八話 2/2:2009/11/11(水) 00:04:13 ID:GEeWF6uY0
…音がすると、そこは時空の果て。時の流れが雲のように流れる巨大な時計の中で、
ルージュと、固まった貴音だけがそこにいました。


そう。『オーヴァドライブ』は時間をとめ、対象に向かい一方的に魔力の続く限り攻撃を繰り返すことの出来る究極の時術。

「ふぅ…」
ひと呼吸の後……
「はあああああああああああああああ嗚呼アアアアアアアアアアア!!!」

ルージュは狂ったように術を繰り出します。



「『ヴェイパーブラスト』!」
「『生命波動』!」
「『超風』!」
「『剣』!」
「『ヴァーミリオンサンズ』!!」
「『ダークスフィア』!!」
「『ジャッカル』!」
「『リヴァイヴァ』!」
「『停滞のルーン』!」



まず、空術の基本術であるヴァイパーブラストを発動。
大気中に、空間的にあり得ない場所から物質を創造、金剛石の槍を四方八方に生み出し敵を貫き串刺しに。

生命波動は春香も得意としていたもの。
気を集めて金に輝く槍を生み出し、貴音に向かって投げつけ貫きます。

超風はあずさが苦闘の末習得したものと同じ。
膨大な熱量を持った小型太陽を発生させ、それを大爆発させ数万度の熱風を送り込みます。

剣は秘術の基本術でありながら中核を担う術。
カードから3本の剣を実体化させ、貴音を鋭く突き刺します。

ヴァーミリオンサンズは魔術の上級術。
直径5mはあろうかという巨大な魔力の塊でもあるルビー3つを衝突させ、粉々になったルビーによる真紅の嵐に貴音を巻き込みます。

ダークスフィアは美希も得意としていたもの。
高い重力を持つ暗黒のエネルギー弾を作り出し、貴音に向かって投げつけ包み込みます。

ジャッカルは妖魔にしか使えない幻夢の一撃の一部…これはアイテムによるもの。
黒き魔の獣を呼び出し、貴音に食らいつきます。


リヴァイヴァは再生術。自分が倒れた時に復活する保険…
そして停滞のルーンを唱えると…全ての魔力を使い果たし、ルージュと貴音は元の空間へと戻るのでした。


時が動き出します。二人は遠い遠い時空の果てから戻り…

ムスペルニブル、貴音の館へ。

「あれ!?………凍って…ますよ」
やよいが気づきます。

「ルージュさんも…貴音さんもですね これは…『停滞のルーン』!!」
「『停滞のルーン』…?」


相手と自分の両者に、物質として、そして精神すらも完全に停止させる術。
…暫くの間、両者は外部からどんな接触があっても動くことも、傷つくことも、何もありません。
完全に空間から切り離された状態といっていいでしょう。





「…い、一体何が……!!」
数分後、魔力を使い果たしたルージュと共に貴音が全身焼け焦げ、傷だらけの状態で硬直が解けた際には…
ルージュを除く全員が、傷を癒し、能力を増強した状態で待ち構えていたのでした。

「今だよやよい… さあ、決着をつけるんだ!!」




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