レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
「血をくれよ… お前の血があれば…復活……」
半ば零体になりながら現れた軽口。
「…私だって負けられないんだ!!」
「やはり来ましたね 語り合うときは過ぎました。今は戦いのときです 歌田音様のため、全力であなたと戦う!」
本気で倒しにかかってきた金獅子姫、菜緒。
「ボク、春香さんの強さが大好きで応援してます!歌田音なんて倒して、あなたの王国を作り上げてください!」
「…悪いけどそういうのに興味はないんだ。」
「…残念です。それならボクがあなたを倒し、歌田音も倒しボク一人の王国を作るまで!」
イルドゥンの親友、ラスタバン。
「…何がお前を狂わせたんだ。」
「この先は私一人で行きますよイルドゥンさん。有難う」
「…歌田音様相手に一人で戦うつもりか、春香!!」
春香にも決戦のときはやってきたのでした。
「私にひれ伏すために、舞い戻ってきましたか…春香」
テラスで頬を風に当てていたのは妖魔の女王、歌田音。
「雪歩を取り返すためにも、私の中のあなたの血を浄化するにも貴方を倒すしかない」
「…所詮は人間ですか…くだらない。」
『くだらない』その一言でどれだけ多くの人間が片付けられてきたことか。
「あなたにとっては妖魔も人間もくだらないものでしょう
でも…みんな生きてる。流れる血が赤くても青くても、みんな生きてる!」
「気迫だけは感じますが……ありふれた物言いですね
…本番では期待しています」
歌田音は消え、部屋に戻ります。歌田音の部屋…それは針の色の本性たる巨大な薔薇そのもの。
決戦が始まります。
「この力を使うのも最後…行くぞ…」
「来なさい」
「行くぞおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
春香の髪の毛が伸び、戦闘時のみの妖魔としての覚醒。
「私には、孤独も!!」
半妖の血で作られた赤紫の剣、『幻魔』で神速三段突き。
「自由もある…」
雪歩に最後に買ったお守りに託された力『光の剣』でのロザリオインペール。
「でもそんなことより私が欲しいのはただ一つ!!」
二つの剣を交え『二刀烈風剣』。
「雪歩だけ…!!」
最強の一撃『ベアクラッシュ』。
「アハハハハハハハハハ!!」
激しく血を撒き散らしながら歌田音はそれを防御一つせずに受け止めます。
まるで無限の命を持つがごとく。
戦いが、幕を開けました。
狂おしく咲く薔薇が吸うは、どちらの血か。
一方やよいは4つめの試練に足を踏み入れていました。
勇気の間。
「…………こ、怖いです…」
一面針の山。その中を静かに歩く傷一つない女性。
「…あの時倒したよね」
それはピンクパンチでした。頭の上にはネズミ。バカラで指輪を持って追い回したあのネズミ。
…どうやら、見えない足場が針の山の上にあるようです。
「んっふふ…私はこの見えない床全部見えてますから♪」
とはいえ、彼女は遠くにいるため、
今から針の山に下りて見えない足場をたどってピンクパンチのところまでいけるかというと…
「………飛んじゃいましょうか」
天使・マリーチになったやよいが羽を出すと…
「それは反則ですよやよい殿」
…遠くから貴音の声。どうやら全ては見られてる様子。
「…地味だけど行くしかないわね… はぁ…」
「…い、痛そうですー…」
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板