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チラシの裏 3枚目
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「がううううう…!!」
そして…
「や、め…ろ………!!」
地龍はやよいを丸呑み、口の中で咀嚼…
飲み込んでしまいました。
「やよいいいいいいいいいいいいいいいい……!!」
「………何てことをするんだ、双海…!!」
ヌサカーンは剣を振るいますが…
「うぉおああ!!」
地龍は足を踏み鳴らし研究所全体に激しい地震を発生させ、ヌサカーンを吹き飛ばしてしまいます。
「…『三龍旋』!」
真は地龍の周りを巡り、三発の凄まじい速度の蹴りを発動。
地龍を気でかたどられた三匹の龍で締め付けます。
「あぉおおおおおおお!!」
「シュライクで随分好き勝手やってくれたわね……許さないわ!!」
「『跳弾』」
「『草薙の剣』!!」
あずさと伊織の連携。
あずさが銃弾を反射、地龍の体に衝突させ…
伊織が地龍の胴体に同時に斬撃を。
「………まだ倒れないか」
「…………双海も倒されることを望んでいるだろう。
……痛いかもしれんが我慢してくれ、双海! …ゆくぞ、『ヒートスマッシュ』!」
熱を帯びた剣撃を地龍に向かって一撃。
…その瞬間。
「が、ぎゃ、ぎゃ…ギャおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
地龍の体が光り始めました。
「……あの光は!」
「………あずささん、やよいちゃんが最後に手に入れた能力って」
「…『死の凝視』。 …私は信じていましたよー?」
「やよいちゃんはあの程度じゃ死なないって」
ビキビキと、地龍の内部で何かがひび割れるような音がすると…
「うっ……」
地龍の体内から声。
「うっうーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「!!!」
地龍の体を突き破り…真っ白な発光体が登場。
「アレは!!」
空中で静止するや否や…
「『ヒートウェイブ』!!」
激しい熱波を地龍に向かって浴びせ…数トンはあろうかという地龍を吹き飛ばし、壁へ激突。
「…やよい!!」
倒してしまいました。
「…………まさかその姿…」
「ふふ、このためにやよいちゃんには凝視能力を重点的に覚えさせていたの。今のやよいちゃんこそが、
ヨークランドの伝承にある『天使』。超古代文明の人たちもモチーフにした伝説のモンスター
『マリーチ』よ」
「細胞分裂の限界回数で、ちょうど最強のボディを手に入れたとはね…。
…ふふ、まぁいいわ。…これだけ暴れればIRPOのメスも入る。…ここでは、ここまでにしておきましょう」
ナシーラは、魔術『ゲート』で姿を消しました。
「…………」
「双海さん…」
「…いや。私も双海も、どの道亜美と真美の父親だ… 誰かのせいで与えられた人生にしろ
ブルー君やルージュ君もあの人生で満足しているようだった。 …これ以上犠牲が出なければ、それでいい」
人間の姿に収縮していく地龍を見ながら。
「………それでいい」
彼らは生命科学研究所を後にするのでした。
「…やよいちゃんも最終形態になったことだし、これで漸く貴音さんに挑めるわね」
「はい!!」
それぞれが戦いへ赴き、そして訪れた再戦の時。
貴音から出された、対決の前の第二の条件とは…
第二部 完
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