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チラシの裏 3枚目
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ドッペルタウン大平原の真ん中。
乾いた地面の上で剣を交えるゼロとヴァジュリーラの姿があった。
「そんな剣では俺を倒せんぞゼロ!」
ビームサーベルをひらりとかわし、遠距離から追尾弾や剣撃を飛ばすなどして戦うヴァジュリーラ。
ゼロはダブルチャージでの戦いを強いられるが、剣で跳ね返されたりすることも考え、通常弾とも使い分ける。
遠く距離を取り、二人は長いこと戦いを続けた。
この戦いで浮き彫りになったゼロの弱点。
ゼロの剣は通用しない相手がいるということ。
レプリフォースにいたあの男にも効きは悪かったがヴァジュリーラの場合もだ。
振るうことに全力を注ぐが故、ゼロのサーベルは強くともあまりに隙が大きい。
柔軟な動きが出来なければ戦いは困難になるだろう。
「これで最後だ…ゼロ!」
ビームサーベルをかわすと共に舞い上がり、体重を乗せ垂直落下、剣でゼロを串刺しにしようとするヴァジュリーラ。
だがヴァジュリーラは知らなかった。ゼロにはまだ技があることを。
「吹き飛ぶがいい………アースクラッシュ!!」
ゼロが拳を地面へ叩きつける。
ゼロを中心として乾いた大地が凹み、吹き飛ばされた土が舞い上がりヴァジュリーラを攻撃する。
…はずだった。実際はそうではなかった。
「何?!」
「しまった…!!」
地面はそのままひび割れ…崩壊、巨大な穴を形成。ゼロもろとも深く深く落ちて行ったのだ。
そう…この下には空間があった。
ゼロは何とか受身を取り、ダメージを最小限に抑えた。だが…
「…ゼロ…貴様……」
ヴァジュリーラはそのまま地面に体を打ちつけ、下半身を損傷してしまう。
「さて。聞こう…………ここは何だ?」
大平原の地下空間…そこには巨大な建造物があった。
「エックス。ここではボディパーツを授けよう。これによりお前の耐久力は上昇するだけでなく、
青きバリアフィールドがお前を守ってくれることだろう」
「エックス。ここではヘッドパーツを授けよう。これによりお前は衛星とリンクし
行き先の情報を得ることが出来るようになるはずだ」
ここに4つのパーツが揃った。
サブタンク、体力拡張パーツも手に入れ、
今度はライドアーマー改造チップの収集を始める。
「ライドアーマー…カンガルー!」
これはVAVAのものと同じ、強力なパンチが特徴の破壊力特化型。
「ライドアーマー…フロッグ!」
これは水中用のライドアーマーのようだ。
「ライドアーマー…ホーク!」
これはブーストにより飛行可能であり、射撃能力も備えている。
「チップはどれを選ぶべきか…悩むね」
「えーっと…4つの能力ね…どれにすればいいかしら。」
「…………うーん」
決めかねていると…
「エックス隊長、ゼロ隊長!至急ハンターベースへ戻ってきてください!」
待っていたのはケイン博士。
「…ドップラーの研究所が発見された。場所はドッペルタウンのポイントD…大平原の中心じゃな。
ゼロがヴァジュリーラと交戦中、偶然見つけてしまったそうじゃ」
「……あそこにあったのか…。」
「必ずやドップラーを倒してきて欲しい。それと…少し、調査の結果を話したいと思う」
一方。
「ヴァジュリーラ…やはりお前でも辛かったようだな」
「…申し訳ありません…。」
「脚は修復は出来る…だが完全とは行かんな。戦いは無理だ」
「……肝心な所でお力になれず…申し訳ありません」
「………」
「博士を守るため生まれた私がこの様では最早私に生きる意味などありません。…博士、私を処分してください」
「……戦士としてのお前は死んだ、と申すか」
「はっ」
「……面白い ならば、死んだ者同士、もう一度仲良くしてもらおうか」
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