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チラシの裏 3枚目

807サガフロンティア×アイマス 第二十七話 2/3:2009/11/07(土) 00:46:53 ID:MwfAj4L60
翌日、やよい達はリージョンシップでマジックキングダムへ。

マジックキングダム…魔法の王国。
魔術の資質を生まれながらに持つ者たちの住む、知的な雰囲気溢れるリージョン。
変わり者が多いともいわれており、ヒューマン以外の種族が占める人口は極めて少ない。


「……なんか、静かな町ですね」
やよいはワイワイと活気の有る町が好きな様子。

「平和でいいのですけどねー…魔術技術のおかげで天候も安定しているし、
 色々なことが学べますし」

並木道を歩いて広場へ。
沢山の規則正しく並んだ町並みを見渡しながら…

町行く人々はローブをまといながら、何やら物騒なニュースの話を。
「おい、まだ捕まってないのか?学院に侵入した不審者」
「だがもう結構経つからな……追うことは難しいのかもしれん。
 何かが盗まれて、沢山の職員がやられたらしいが、
 詳しいことは学院も公表していないから…何か、まずいことでもあったのかな」


「私が以前来た時にはそんな話なかったのだけど………何か、異変が起こりつつあるみたいね」
あずさはやよいにそっと耳打ち。


「じゃなくても最近の学院の慌てよう、ありゃ何だ…
 まるでよからぬことが起こるような…」
マジックキングダムの魔術学院はマジックキングダム最大の研究機関でもあり…
それはつまり、マジックキングダムの中枢にして、世界最大の術研究機関ともいえるのです。

「……俺はそんな気はしないけど…
 多分、何とかなるだろ あのブルーとルージュが帰って来ればすぐに」




辺りは再び並木道。進んでいった先に、ひっそりと佇む美しい建物。
「貴音さんの別荘ですね!」
「中で何が待ち構えているか、わかったものではないわ
 …気をつけてね、やよいちゃん」


石でできた重い重い扉を開けると…
きれいなきれいなチェック柄のタイルが続く通路…そしてその奥に柱の立てられたホール。

「………あまりおひさまが当たらない場所みたいですね…」
やよいは、その生気を感じないこの場所を気味悪がっています。
「窓がないわね…そして明かりも少ない。」


「…あずささん、やよい。…何かきれいな石像が立ち並んでますよ」
「…本当。貴音さんの趣味かしら…」


左右の通路にもずらりと石像。
「ここから先は手分けして行きましょう。私とあずささんとやよいと響といぬ美は右、
 真や春香や雪歩や双海さんとピヨさんは左。後の人は各自自由に!」

階段から二階へ登り、奥へ進むと最深部と思しき場所にも石像。
巨大な、竜の石像。
「……ここは劇場でしょうか」
「…上級妖魔の趣味ってわからない」

大きな、木のような柱がそびえ立つ、1Fまで続く中央ホールの吹き抜け。

そこには壁際に大量のサキュバスの像。
「サキュバスといえばかなりの実力を持つ妖魔の種ね…それにしてもよくできてる」

律子はそれらをじっと眺めると剣を持ちます。
「…いい加減気づきませんかあずささん」
「? なんのことですか?」
「やよいはまぁ仕方ないけど。 ……この石像、多分」


その時でした。
「真!これ何かな」
「柱に一箇所だけ隙間が空いてるね。よし、叩いちゃえ」

ちょん。
「こらああああああああああああああああああああ!!」




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