レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。
チラシの裏 3枚目
-
そして翌日、バカラへ出発。
久しぶりのバカラはやはり前来たときと同じく大賑わい。
シャンデリアもすっかり直されているのでした。
「美希、情報収集!」
「はいなの」
いつぞやのバニーコスチュームに身を包み、再潜入。
美希の報告を待つことに。
…30分が経過。美希が戻ってきました。
「えっとね、んっと。このバカラのオーナーが金のカードを持ってるって話なの」
「バカラのオーナー!? …立ち入り禁止の最上階に行かなきゃならないわけ?
………困ったなー アルカナパレスったら無理難題を吹っかけるんだから…で、名前は?」
「『ノームさん』って言うらしいの」
「ノムさんですか?」
「伸ばし棒を忘れたら違う人になると思うな
んっとね、すっごくもさもさとしたオヒゲを生やしてて、円錐型の帽子を被ってて、背のちっちゃいお爺ちゃんらしいんだけど…」
…などと言っていると、一行の横を悠々と通り過ぎていく謎の老人の姿が。
子供のような身長で、目はたれ目で細く、白いひげをふりふりさせて、コサックダンスのような足つきで歩くその姿。
「!」
ついて行きます。
…階段を上りました。さらについていきます。
…また登る。さらについてきます。
…そして最後に…
「あ!!」
「1F駐車場に参りまーす♪」
エレベーターに乗ってしました。
「追いましょう、やよいちゃん!」
「はいっ!」
急いで階段を下り、スロットフロアへ。
「すみません!1Fまでお願いします!」
「かしこまりました」
1F駐車場。
…どうやら、マンホールの下に向かったようです。
「って、この下は確か…」
そう。美希が仲間になり、ネズミを追って巨獣と戦ったあの場所。
「……………ノームにおびきよせられてるってこと、ないよね」
降りて、洞窟内を調べます。
剣を手に持った男性妖魔ベルサーク、ロケットランチャーの使い手メカドビー百式、
ユニコーンなどが溢れる中を進みます。
「…以前より明らかに敵が強くなってるの…」
隠し通路を発見。その中の左右に分かれた通路を、左では巨獣の居場所なので
右へと進んでみると…
「……うっ…わ」
そこには黄金の山。どれもこれも大量の黄金の山で、
ウン百億クレジット単位は確実にありそうでした。
「ほっほっほー、ほっほー!儲かった儲かったー」
「今日は一段と沢山の金(キン)が手に入ったのう!」
「……………」
見せびらかすよりはマシとは思えど、
金のプールに漬かって幸せそうにしている彼らの姿はちょっといい趣味には思えません。
「…な、何なんですか」
「おお、何じゃ何じゃ?何の用でここに来たのかの!」
ノームは飛び跳ねながら律子に話しかけます。
「…えっとですね。…あなたがバカラのオーナー、ノーム様ですか」
「オーナー…?」
「ワシらのことじゃって!」
「そうなのか! おう!そうじゃ、ワシらみーんなこのカジノのオーナーって奴じゃ!
ほっほっほー!」
「……それで、あなたが『金貨』のカードを持っていると聞いて
私達はここに来たわけですけど…」
ルージュも加わります。
|
|
|
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板