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チラシの裏 3枚目
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IRPOから帰ったやよい達は
残り2枚のカードのうち、どちらを取りに行くかを決めることとなりますが…
「…ワカツか、バカラか…。」
ピヨさんと律子さんは二枚のカードとにらめっこ。
ですが……
「安全な方から行くんですよね」
「…ええ。」
「…じゃあ今回のバカラが終わったらピヨさんは待っててもらえます?」
「…いえ、私もワカツには行きます
あの場所には残してきたものもあるし…」
「…それじゃ今回の戦いが終わるまで待っていてください
無理はなさらないでくださいね」
迷いを抱えたままのピヨさんに顔を向けることが出来ず
律子はドアから出て行きます。
「……私達だって結構強くなったつもりです。
たまには弱音吐いたっていいんですからね」
「…律子さん。」
ドアをぱたんと閉めると、律子の所に春香と雪歩が。
「……どんなデートの後だったらそんな顔になるのかしら」
雨で濡れた二人の頭にタオルをぽんと乗せる律子。
「…イルドゥンさんが来たんです」
「……歌田音の側近…あなたの戦闘での教育担当、だったかしら」
「ええ。」
「その分だと勝ったみたいだけど、師匠と戦うのはやっぱり辛かった?」
「いえ、戦いませんでした。ただ…」
雨の降りしきる裏通り…
長い階段の上に、緑髪の男が現れました。
「イルドゥンさん…!」
幻魔を構える春香。
「戦うつもりはない 俺は警告をしに来たんだ
…金獅子様を倒したらしいな、春香」
その一言で、春香は剣を降ろします。
「…はい。私は…雪歩と一緒にどこまでも行くつもりですよ」
「………ならこう言ったらどうだ。 『次に来るのは軽口』だと」
「……あの方が」
「春香も知っているだろう 俺の友人のラスタバンを吸収した…
今の奴は音様に次ぐ2位の実力者だ… そして お前を倒し、音様を殺す気でいる」
「…そうなったらあなたとしても止めなきゃならないんじゃないですか」
「そうだ、だから忠告しに来た。奴は暴走を始めている
………何だ、剣を取り出して」
「春香様!?」
「…いやその。もっと近くに来て欲しいなぁなんて」
春香は、イルドゥンを利用するつもりでした。
雪歩と共に生きるためならば手段は選ばない…。
「はっ!?」
一瞬で背後に回り、イルドゥンの喉元に剣。
「…それってヤバい意味じゃないだろうな」
「ヤバい意味です。あなたにも協力してもらうつもりですからね
…さ、雪歩からも一声!」
「いえ…男の人は怖いです……」
その言い方に春香が萌えている間にイルドゥンは春香を振り切り…
「…暴走しているとは言え、奴は白百合様を連れ戻す名目の元で動いている
逆らえる訳がないだろう!
(春香のやつ、どうやら変な方向にたくましくなってしまったな。妙なことにならなければいいが…)」
…などと言いながら、結局忠告止まりでイルドゥンは帰っていったというのです。
「…なるほど、シュライクであなた達が倒した剣士の上司、
それがさらに歌田音の側近の力を手に入れてパワーアップしている。
…大変なことになりそうね」
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