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チラシの裏 3枚目
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「…これほどとは しかし…!!」
金獅子は小手を間合いを詰め、剣を上へと払います。
「来るか!?」
払車剣の構えだと。…しかし距離が短い。
金獅子は剣を振り上げ、剣から妖魔能力を発動。
『落雷』を落としたのです。
「!」
天から降り注ぐ雷の槍。
「…う」
「私の能力は剣のみにあらず」
続いて小手から冷気。
「く…」
「勝ちに拘ることを怠らぬよう!!」
具足を踏み鳴らすと火炎が地を這います。
「………耐えた…」
何と春香はそれに耐えていました。
3つの連続攻撃、全てに。
「『克己』」
何かを叫ぶと春香は自分の胸に手を当て…
「あぁぁ!!」
心臓を掌で一突き。
すると春香の足元には曼荼羅模様。心臓を中心に、緑の光が溢れだし…
傷を全て癒してしまいました。
「春香様…まさか!!」
「修学旅行生をなめちゃいけません!!」
心術を人間の時代に習っていたのでした。
「『陰行』!」
姿を消すと…
「スマッシュ!!」
金獅子の攻撃を軽々と避け…
「『生命波動』!!」
現れたのは空中。気で槍を作り出し金獅子の脚を一刺し。
「な…」
「最後だよ、金獅子!!」
そのまま飛びあがり……
「『ベアクラッシュ』!」
最大の一撃で、金獅子の皮膚を大きく引き裂いたのでした。
「………く…」
よろける金獅子。
「春香様っ」
「雪歩」
走り寄ってきた雪歩を抱きます。
「…流石に、お強い…!
白百合様。あなたのお気持ち、よく解りました
…私もかつて、あなたと同じ気持ちを抱いていた頃がありました」
「金獅子お姉さま…」
金獅子はよろけながら立ち上がると…
「春香様。妹姫と…美希を宜しく頼みます」
「…うん」
雪歩の柔らかい髪を梳かしながら。
「お待ちください、それでは金獅子お姉さまが罰を…」
「あの方からの罰なら喜んで受けましょう。…それでは」
…そういいながら春香の元を去ろうとした金獅子でしたが…
「…そういえば春香様…本気ではなかったようですが、何故ですか」
「本気だからトドメはあの技にしたの
最後まで気は抜けないから…未完成な大技なんて使えないよ
…私はまだまだ強くなる。…私を追うのはやめるように …歌田音に言っておいて」
その言葉に僅かに微笑を浮かべ…
「…解りました」
…金獅子姫は去っていったのでした。
「行こうか。あずさ達も待っているし」
「あの…何でしょうか、この取り残された感じ………あの、千早さんそれ、春香さんの真似ですかぁ?」
「気にしないで高槻さん」
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