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チラシの裏 3枚目
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鯉の棲む、紅葉の浮く池のほとり……美しき庭園。
「…穏やかに時間が流れていく感じがまた、いいよねー。
……私、ちょっと舞妓さんになってみようかな。」
「春香様がですか?お似合いになると思います♪」
「雪歩も色白だから似合うと思うよ」
「は、春香様とお揃いですか?…お恥ずかしいです…」
「フフ、可愛いよ雪歩…」
などと周囲の視線を気にせず春香が雪歩の肩を抱き寄せていたところに…
「見つけましたよ 春香様。」
落ち葉がくるくると舞い上がり……中から金髪の女性が。
肌は褐色、露出は極めて高い服装で、左手には盾…右手には剣。
「美希っぽい!?」
「私の子孫が根っこの町にいた恵ちゃんだったように、もしかしたら…
ってそれどころじゃない! ……あなたはもしかして」
金髪の女性は頷きます。
「お初にお目にかかります 白百合姫。」
雪歩はその女性にお辞儀。
「金獅子姫様…確か本名は菜緒様ですね
姉姫様のお噂は耳にしております…最も勇敢な寵姫だったと」
「あなたこそ、寵姫一優しい方だと、あの方がおっしゃっていました」
「…その優しさで、私の剣が止められますかしら」
…雪歩は紫の剣を手に、息を呑みます。
「…戦うのは、私だ」
しかしそっと雪歩の肩に手をやると…春香は前に出るのでした。
「だ、駄目です!春香様、私に任せてお逃げください!」
「どちらでも結構。しかし、春香様…その心意気、しかと受け止めました
白百合姫は手をお出しにならぬよう
…私の剣に屈しなかったのは音様、ただ一人。」
その場にいる皆、手は出さずに固唾を呑んで見守る中…
長剣を取り出し、構え強く握り締め…
「参る!!」
「行くぞおおおおおおおおお!」
落ちた紅葉、木の上の紅葉が一気に空に巻き上がり…戦いが始まりました。
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