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チラシの裏 3枚目

78俺的アレンジの入ったロックマンX3 8話後半:2009/04/06(月) 23:07:38
敵を称えたその格好のまま、マンダレーラは燃え尽き…散っていった。
「ナイトメアポリスの片割れを倒したか…
 一つの戦法にこれだけの自信を持てるっていうのも凄いと思える。
 エックス。この先にホーネックがいる。解っているな」
「回復は怠らないよ。」


そして最深部にて現れたのはホーネック。
「……ゼロ隊長にエックス隊長…」
「ホーネック…話せるのかい」

「ええ。私は…イレギュラーとなってしまった。報道関係の者たちをこの爆弾で吹き飛ばしてしまった。」
「…全てはドップラーのせいだよ」

「それだけでは…最早済まされない事になっている。」
「………」
「自殺するための方法は全て奪われました。
 せめてもと思い私は、自らの体に備わったこの針とパラスティックボム以外、持っていた武器を全て捨て…
 自ら腕との連結を絶っておきました」
「…いい心がけだ。戦いが楽になる」
「そろそろ…また私は私でなくなる。最後の最後まで…申し訳ない!!」
「謝るなホーネック!!」

その言葉は僅かに遅く、ホーネックは瞳孔から光を失った。
……戦いが始まる。

「針での攻撃は一度狙いを定めたらそれ以降全く動きがブレない。
 逆に言えば狙いを定められた時点で動けば確実に避けられる」
ゼロの言葉通り、エックス部屋の対角線を縫うように動いてきたホーネックの針を難なく避け、
チャージショットを近距離で見舞う。
「パラスティックボムは一箇所から一気に放たれる。
 どうすればいいかわかるな!」
ホーネックの尻からパラスティックボムが放たれる瞬間を狙いチャージショット。全てのボムを巻き込みホーネックを攻撃する。

「パターンが変化したな」
8の字を描きホーネックが辺りを飛ぶ。パラスティックボムが次々とホーネックの周りを囲い、
ホーネックは赤き照準を合わせに入る。
「それでお前をターゲッティングし、パラスティックボムの集中砲火を行うつもりだ!
 何としても避けてホーネックを狙い撃つんだ」

クロスチャージショットを別々に放つことでダメージを稼ぎながらホーネックの照準をかわし続ける。
「行け、エックス!!」

『第0部隊は通称『忍び部隊』任務の途中でこうなることは覚悟の上です
 それに、きっと私が彼でも同じことを望むことでしょう…』
半年前のヒャクレッガーに対するホーネックの言葉を思い出す。

「うぁあああああああ!!」
エアダッシュによりホーネックとの距離を一気に縮め、その一撃は放たれた。
ホーネックの中にある無数のパラスティックボムが一気に誘爆を起こし…
ホーネックは下半身から吹き飛んでいった。


「有難う御座います…エックス隊長。そして…我らが隊長。」
「…ホーネック。最後に言うことはあるか」
「誰も……あの場ではドップラーの洗脳を逃れることは…出来なかった。」
その言葉から導き出される彼の最後の言葉。
「…ここで討たれるのが、私で………よかった。」


「…俺からも礼を言う。…エックス。有難う」
「………俺は何もしてない。…いい仲間を持ってたんだね…ゼロ」

「お前にも居るだろう。」
彼は目をこすり部屋から出てきた一人と…

「俺にも…まだ居る。」
自分の膝の上で寝ている一人を見て呟いた。




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