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チラシの裏 3枚目
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決戦の地はムスペルニブル。
「ファシナトゥールが見えたからどうしたかと思いましたよ…」
春香が言います。
「あながち間違いじゃないと思いますよー …この空、見てみてください」
極寒の大地とは裏腹に、空は真っ赤…このリージョンの空は、炎なのです。
「炎、ですか? ………まさか」
リージョン界に通じるあずさは答えます。
「その通り。ファシナトゥールの焼却炉の炎は、ムスペルニブルの空なんですよー
上には歌田音、下には四条貴音。…怖いですねー」
「…私たちはその怖いうちの1人と今から戦うんですから
半分信じられない話ですよね」
見えてきたのは、白い大きな館。
「お待ちしておりました…やよい様ですね」
大きな大きな…10mはあろうかという大扉が開くと…
煌びやかな、純金の内装。
「わ、わぁぁぁ……」
「……何て内装」
春香は、脇にある4つの黄金の扉の中から聞こえる呻き声を超聴覚で聞き取ると…
「…上級妖魔の趣味はどれも理解出来ないなぁ」
「…そう、ですね…」
「…変わり者な私なんかを好きになってくれた、雪歩も含めてね」
またいちゃつくのでした。
階段を登り、扉を開くと…長い長い、一本道の通路。
「…凄い………力ね」
「私でも解っちゃいます…… 何か全身が痛くって…」
世界最強の妖魔…四条貴音はこの先に。
階段になっている一本道を、ずっと登っていくと……また大扉。
ガカッ…
高い音を響かせて扉が開くと…
「…よくぞお越しくださいました」
そこには大きな主の間。
巨大な巨大な窓越しの、燃え盛る灼熱の業火を背に……
金色の、ムスペルニブルの主…
銀の髪をなびかせた、四条貴音が現れました。
「念のため。何か、私にお話したいことはありますか」
「……マーグメルのために私は戦っています。
みんなのために私は、ここで負けるわけにはいかないんです!」
「存じています。高槻やよい …いえ、指輪の挑戦者やよい殿。
…かかって来られよ」
貴音は椅子に構えたまま。戦いが、始まりました。
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