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チラシの裏 3枚目
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ピヨさんは双海による治療を受け、古墳から皆で帰る道の途中。
「なるほど…入口を知っていたのもシュライクに来たのも
済王の墓参りに来たからだったのねー」
「そもそも伊織ちゃんの前までは何回も行ってたからね…
伊織ちゃんが死んだ後も扉の開き方を教えてもらったりしてね」
そういう風にして済王の墓を開けた大倭赤目姫…
済王の奥さんと目された彼女の名前…赤目……赤い目…うさぎ……いや。まさか。
「…元の場所に戻すの、面倒だったけど。
けど伊織ちゃんが起きてきたのは今回が初めてじゃあないかな」
ため息をつくウサちゃん。
「文句ならそんな設計にした私の部下に言ってちょーだい…
…ところでウサちゃん。今の私は一体何なのかしら?」
「…骨?」
「『骨』じゃないわよ!」
「骨じゃないです!伊織ちゃんはシュライクの…」
「「王様です!(よ!)」」
声をそろえたところでウサちゃんからの回答。
「スケルトンタイプのモンスター、ということになるかな
伊織ちゃんがモンスターを倒してそれを食べれば多分別のモンスターに変身しちゃうと思うよ。
ボクややよいちゃんと同じような。
猪でも、剣でも、スライムでも、巨人でも、鳥でも。」
人間が死んで骨に。骨がモンスターに。
「…モンスターって変な種族ね」
「あはは、変だよー。ボクもあれから色んなモンスターを食べて生きながらえてきて
今ちょうど伊織ちゃんが死んだときの種族に戻ってるんだから」
ウサギモンスター、ルナティックハイ。
最強のモンスターの一人とされる、レアな存在。
「ともかく、ボクは伊織ちゃんのお世話を出来たことを誇らしく思っているし
これからまたお世話できると思うと嬉しいよ」
「あんまり恥ずかしいこと言わないでよね!」
そして、やよい達は活動拠点であるクーロンへ戻ります。
すると………
「おやおやあずささん。あなた宛にお手紙が届いていますよ」
「………」
あずさ達がここに宿泊していることを知る人物?
…いえ、知っていたのではなく…調べ上げたようでした。
「……誰からでしたか?あずささんっ!」
雨が降りしきる中。やよいはあずさに近づくと…
「…指輪の君からね。『指輪の数は全部で9つ
最後の指輪が欲しくば 力づくで奪って御覧なさい …四条貴音』
……そう。もうそんなに話が進んでいたのね」
律子は信じられず手紙を横から見…
「………四条貴音自らお出ましですか………怖いことになってきたわ」
声のトーンが一気に下がりました。
「そうね……それじゃ7日後に四条貴音との対決にしましょう
相手は世界最強の力を持つ一人。
準備するもよし、まさかの事態に備えて家族の顔を見るもよし、
離脱するもよし……それでいいわね?やよいちゃん」
「はい!!」
こうして…7日後の四条貴音との対決を控え、
彼らはそれぞれの時間をすごすのでした。
「………律子さんに…響ちゃん、話があるんだけど」
「どうしたさ」
「何ですか?ピヨさん」
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